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神戸ルミナリエ企画2014 避難者の声 No.13 千葉県鎌ケ谷市→滋賀県東近江市

【神戸ルミナリエ企画2014 避難者の声 No.13】

昨年千葉県鎌ケ谷市(柏市、松戸市などと隣接している市)から滋賀県に移住した。鎌ヶ谷市を含む千葉県北西部は汚染状況重点調査地域という国が認めた汚染地帯、ホットスポットだったのにそのことに気づかず2年間を過ごしてしまった。東日本一帯が黄色で覆われたセシウム137のマップを見た時の衝撃は今でも忘れられない。「ただちに健康に影響はありません」。気がついた人たちはその言葉で危機感をもったと今になっていろんな人から聞くが、あの時の私は “ただちにない” ということは “いつかは影響があることだ” と認識することができず、政府が影響ないと言っているのだから騒いではいけない、冷静にしているのが日本人としての美徳みたいな感覚さえあった。
“国に裏切られる”なんて考えたこともなく、この事実を知った時、まさか日本が…とものすごく混乱した。

この問題に気がつき、自分の体調不良は放射能の影響によるものが大きかったのだとようやく結びついた。私の場合は目への影響が深刻で、2年間ずっと続いていて、移住せずにとどまっていたら目が見えなくなっていたのではないか、と今でもあの時のことを思い出す。

関西で放射能のことを気にしていらっしゃる方からは、「関東の人は知っていて、でも事情があるから仕方なく住んでいる」とよく聞くけれど、私の感覚ではあの時の私のように“単純に知らない” “まさか自分のことと思っていない” 人がほとんどだと思っている。
人々が東京を含む首都圏にも放射性管理区域に該当する汚染が存在していることを知った時の衝撃はいかほどであろうか。
今なお以前と変わらぬ生活をしている人が事実を知った時の悔しさはいかほどであろうか。
体に起きている不調が放射能による影響と認識した時の絶望はいかほどであろうか。

気がついた今、知ろうとしなかった自分自身ももちろん問題だったと反省するが、ひたすら真実を隠し、新聞やテレビで真実を伝えていない日本で気がつかないでいる人がいるのは当然で、その人たちにどうにかして伝えたいと願っている。
みなさんにも東北、関東にご家族、ご親戚、大切な友だちがいらっしゃると思う。
その方たちは放射能の “本当のところ” に気がついておられるだろうか?
放射能のことを話題にするのはしんどいことかもしれない。でもそこを確認しあいたいし、みんなで気づきあいたい。 
あとになって “伝えなかった後悔” だけはしたくない。

放射能により人と人とが分断してしまうのではなく、
愛をもってつながっていくことができると、私は心から信じている。

千葉県鎌ケ谷市→滋賀県東近江市 
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| 【2014年神戸ルミナリエ企画】 | 23:38 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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