東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream (サンドリと呼ばれてます)

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【3.11福島原発避難者の声】2015年11月21日 世界核被害者フォーラムIN広島

世界核被害者フォーラムにおける森松明希子の発言

日時 2015年11月21日(土)(フォーラム第1日)
会場 広島国際会議場「ヒマワリ」(広島平和公園内)

セッション1 核サイクル被害現場からの報告
【4】原発事故/原発労働(チェルノブィリ・福島)16:40-18:20
コーディネーター
 湯浅一郎(NPO 法人ピース・デポ副代表)
 白石 草(NPO 法人 OurPlanet-TV)
(文中,*は筆記者による注、敬称略)

【導入部分】
(白石)・・・おなじく進行をつとめさせていただきます OurPlanet-TV の白石と申します。どうぞよろしくおねがいします。
(湯浅)ではこのふたりで進行させていただきたいとおもいますので,よろしくおねがいします。このセッションは自由発言,自主的な発言,原発の大きな事故のなかで 1986 年のチェルノブィリ,そして 2011 年のフクシマ,このふたつの大きな事故による核被災者の立場から,そしてその支援活動をされている活動の立場の方から報告あるいは問題提起をしていただくということで,4人の方にお話をしていただきます。
まず最初にチェルノブィリの関係でロシアから 2 人つづけてさせていただきたいとおもいます。資料集でいいますと英語の方では 21 ページ,日本語の方では 53 ページになります。

【スピーチ】
アレクサンドル・ヴェリキン(ロシア・リクビダートル)
アントン・ヴドヴィチェンコ(ロシア・チェルノブィリ原発事故被害支援NGOラディミチ代表)
終盤、ヴドヴィチェンコ氏、卒倒される。3 分ほど中断。司会者が最初のスピーカー,
ヴェリキンへの質問またはコメントのある方の挙手をよびかける。

(*男性から英語の質問。)

(*これに対するヴェリキンの回答から男性の同時通訳。)
アレクサンドリ・ヴェリキン:(*英語)

ロシアの法律の問題があるんですね。
わたくしはこのチェルノブィリの問題で,
司法の問題での責任者だったんですけども,
この問題わたしたちで解決しなくてはならない,
・・・やはり通訳をつかって話をしてみたいとおもいます。

(*ロシア語,同時通訳は女性)
チェルノブィリの解決には時間をかけていま解決しようとおもっています。
またあらたな問題に直面しているんです。
事故が起きたとき,
法律がかならずその事故による被害者,被災者を守らなければならないと
意見が一致していた。
わたしが思うには,われわれが起こしたミスと,できた成功,
それに対して,原発事故処理に対しての失敗と成功を,
いまは(*日本が)利用した方がいいのではないかと思います。
もちろんプラス,マイナスもあるし,それをちゃんと勉強したうえで
再利用した方が正しいと思います。

チェルノブイリではミスをおかした,
まちがいを起こした場合は,われわれは自分の健康で払った(*犠牲にした)。
いえばわれわれの経験がまったく受け入れなかったため,
フクシマの事故が起きたとき,まちがえているとおもいます。
だから,フクシマではわれわれが犯したミスと同じミスを犯しています。

ロシアの国民がこう思ったことについてどう思いますか? 
どの国でももちろんご存じのように予算があるから,
その予算の範囲内でやろうとする,
できるだけオカネを出さないように。

われわれの組織の問題は,われわれの役目は,
かならず国は払わないといけない。
社会保障は払わすこと,わたし自身は 8000 回の裁判に出ています。
その 2 回はロシア連邦憲法の裁判に出ています。
でもわれわれは法を持っていた。
法を基準にたたかってた。

フクシマの被災者たちは何を法をもってたたかえるでしょうか?
 答えになったでしょうか? ありがとうございました。

(司会者の指名を受け,森松明希子)

【3.11福島原発避難者の声】
        
2015年11月21日 世界核被害者フォーラムIN広島

発言をさせていただいてありがとうございます。

わたしは 4 年 8 カ月前に東京電力福島第一原発が事故を起こして,
その当時,福島に住んでいました。
ふたりの子どもがいて,その子どもを連れて大阪に避難をしています。

わたしの夫は福島県に今も住んでいます。
(事故前と)同じ仕事をしています。
世界の方はご存じないかもしれませんが,
日本では母と子どもだけが避難をする,
父親,稼ぎ手の人だけが汚染地にとどまるということで,
母子避難という形態で避難を継続させています。
その状態が 4 年半以上続いています。

きょうは世界核被害者フォーラムというところで,
放射線の被害については説明をはぶくことができる,

そして被曝を避けるために,わたしは,
幼いふたりの子どもに放射線のリスクをできるだけ避けるために,
避難を続けているわけですが,
いま,すごく貴重なご発言をしてくださって,
たとえロシアが 5 年後にできた法律であっても,
ロシアはチェルノブィリ法というものをつくりました。
そしてそこの中には,「避難の権利」というものもきちんとありました。

なのに日本では
「原発事故子ども・被災者支援法」もできたのですが,
結局その法律は中身が骨抜きにされて,
いまは実質的には救われている人はいないとわたしは感じています。

いま,アレキサンダーさんから「日本はなんの法律で救われるんだ?」
と聞かれましたが,
わたしは,日本には憲法という法律があります。
憲法は国家権力の濫用を抑制するものですし,
日本国憲法があります。

わたしはとくに,その憲法にたよって,憲法訴訟ということでいま裁判を起こしています。
それは避難する人だけの正当性を主張するのではなくて,
放射線被ばくからまぬがれて健康を享受する権利というのは,
人々が普遍的に持つ,
人が当然に生きる権利として持つ権利だと考えています。


それが実質の法律ではないので,憲法にたよるしかない,
生存権をはじめ,こういう条文があります。

「全世界の国民はひとしく恐怖と欠乏から免れ,
平和のうちに生存する権利を有する」
と,
前文ですが書いてあります。

これはよく戦争法案(*反対運動)とかのときにも使われますけれども,
恐怖と欠乏からまぬがれ,生存する権利を有する,
放射線被ばくの恐怖からまぬがれて
ひとしく人々は生存権を主張することができると,
わたしは思っています。

いま福島の人たちは(*避難)区域内と区域外との分断や,
放射線の汚染は,さきほどのセッションでも発言されたように,
県境で止まるわけではありません。

子どもの健康や命を守りたいという多くの人々
避難生活を苦しいなか,続けています。

そのことを,今日は世界から集まってきてくださっているみなさまにお伝えしたいとともに,
一緒に共有をしていただいて,
福島の事故も核被害のひとつということで,
教訓にしていかなければいけないと,わたしは思います。

発言の機会を与えてくださいまして本当にありがとうございました。

森松明希子

DSCF7334.jpg

(*発言時間は約 5 分)

(司会)ありがとうございました。前半はこれで終わりたいとおもいます。

文字おこし・お写真のご提供 T.Iさん、K.Yさん、T.Tさん 
ご支援ご協力、数々のサポート、本当にありがとうございましたm(__)m
20151124
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