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【毎日新聞】「被ばくからの自由」訴え (2021年2月18日)/森松 明希子・著『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』(文芸社)

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「被ばくからの自由」訴え

2011年3月の東京電力福島第1原発事故を受けて大阪市城東区に自主避難した団体職員の森松明希子さん(47)が、476ページの大著を出版した。「災害からの命の守り方―私が避難できたわけ―」(文芸社、税抜き1700円)。自身の体験も踏まえ、放射線被ばくへの恐怖から逃れて生存する「被ばくからの自由」を、憲法の前文に見いだすまでをつづった。【小山美砂】


 避難の経緯を詳細に記した「母子避難、心の軌跡」(かもがわ出版、13年)に続く著作だ。避難後に講演会などで交わした議論から、自身や友人が被災して侵害された権利とは何なのかを考察。憲法の前文に「ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有する」とうたう平和的生存権に「被ばくからの自由」を重ね合わせた。


 11年3月11日の事故発生時、森松さんは福島第1原発から西に約60キロ離れた福島県郡山市の自宅にいた。医師の夫(50)が勤める病院に3歳の長男と生後5カ月の長女を連れて逃れ、避難指示区域がほぼ同心円状に広がったことを伝えるテレビにおびえた。長男を外で遊ばせず、幼稚園の送り迎えは常に速足。放射性物質が付着しているかもしれない道ばたの小石や花に手を伸ばせば「触っちゃダメ!」と叱った。

 夫を残し、出身の兵庫県伊丹市に近い大阪に移った。避難指示区域の外側から逃れた森松さんらは「自主避難者」とされた。経済的な理由で福島県内にとどまる友人は、放射線被害におびえながら生活していたという。


 国民の命を守るため、政府は適切な情報を出しただろうか。被ばくから逃れるため、選択肢を提供してくれただろうか。
国と東電を相手取った訴訟の原告らでつくる「原発被害者訴訟原告団全国連絡会」の共同代表として、弁護士らとも議論を重ねた。18年には事故で避難を余儀なくされた窮状を国連でも訴えた。そして気付いた。「希望した放射線防護策を選べなかったのは、憲法で保障されている『被ばくからの自由』が確立されていなかったからだ」

 体験を踏まえ、著作では福島から避難した児童へのいじめからメディア報道、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言で抑制される私権までを考察した。森松さんは言う。「憲法に照らせば『被ばくからの自由』は既に認められている権利だ。再び原発事故が起きたら、あなたはどうするのか。この本から考えてほしい。緊急時こそ、権利は奪われやすいのだから」

 ■自主避難者 
東京電力福島第1原発事故を受け、政府が指定した避難指示区域の外側から自分の判断で避難した人たちを指す。福島県外の都県から他所へ逃れた人もおり、統計上の避難者に含まれない場合があるため、全体の人数などは明らかになっていない。自主避難者への公的支援は乏しく、福島県は県内の公務員住宅など「みなし仮設」の無償提供を2017年3月に打ち切り、民間賃貸住宅で暮らす人への家賃補助制度も19年3月に終えた。


デジタル版はコチラ
 ↓ ↓
かんさい楽:「被ばくからの自由」訴え 原発事故で大阪へ自主避難 森松さんが著書 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210218/ddl/k27/040/425000c
【出版のごあいさつ】『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』森松明希子・著(文芸社)
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2402.html

【目次】『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』森松明希子・著(文芸社)
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2422.html

【書評】「触れると熱く感じるぐらいの熱量や、命懸けの圧力を感じます。」by津久井進弁護士/ 森松 明希子・著『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』(文芸社)
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2409.html

【書評】無理解な社会に訴えるには同情ではなく、人間の尊厳を訴え、憲法に明記された人権の尊重を要求してこそ獲得するべきものであるby水戸喜世子さん/ 森松 明希子・著『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』(文芸社)
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2413.html

【神戸新聞】世界中が新型コロナウイルスという「見えない敵」と闘うさなか、「ある日突然、平和な日常が奪われるのは同じ。こんな時こそ、誰かの指示待ちになり思考停止に陥ってはいけない。『災害からの命の守り方』は一人一人が強い意志と深い思考を重ねることだ」/森松 明希子・著『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』(文芸社)
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2418.html

【京都新聞】自主避難「命守る権利」子2人と大阪へ 女性が本出版 賠償金など格差訴え(2021年1月27日)/森松 明希子・著『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』(文芸社)
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2421.html


【岩手日報】原発事故で福島から母子自主避難 少数者目線 違和感記す 逃げる権利 社会に訴え(2021年1月28日)/森松 明希子・著『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』(文芸社)
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2426.html
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