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【報告】2/22日野行介氏講演会@兵庫県尼崎市

日野行介氏講演会@尼崎市女性センター・トレピエ
(2015年2月22日)
での避難者アピールまとめです。

【避難当事者のスピーチ】

郡山から4歳と7歳の子供と母子避難して4年たちました。
3・11の時は下の子は5ヶ月の赤ん坊でした。
私たち家族は原発発事故から2ヶ月間は福島に住んでいました。
家が水につかり避難所も郡山市内、違和感のある生活でした。
郡山は原発から60キロ離れていて避難区域ではなかったのですが
放射線とずっと向き合う生活でした。
3歳の息子は、3時間高速を飛ばして新潟や山形のふつうの公園に行き
1時間遊んで帰る、幼稚園の往復以外は一歩も外に出ない。
公的な機関の発表は安全ですと繰り返すだけ。
そうすると(安全)キャンペーンに慣れてしまう。
国は鼻血についてはお母さんが心配しすぎるから、と言う。
それを信じて私には理性があるから子供は(鼻血をださずに)大丈夫、
と思っていた。
(でも)一方では(内心)子どもに向かって鼻血をだせと思っていた。
なぜか。
そうしたらわかりやすいからです。
放射能は見えないし感じることができない、
だから症状が見えてくれたら(どれくらい分かり易いか、避難する事への決断ができるか)と祈った。
安全キャンペーンを言い続けられるとそれに慣れてしまう。
おかしい、おかしいと思いつつ慣れてしまうのです。

復興一色の福島の報道

2011年のゴールデンウィークに関西に来たのがきっかけ、
これがなければ今もずっと福島に住み続けていた(かもしれないと思う)。
関西で夕方のニュースで特集を流していた、
この内容が福島とあまりにもちがっていた。
福島では生活重視と言いながら私たちが一番に知りたいこと、
内部被曝のこと、どうすれば被曝を防御できるのか
についてのニュースではなく、
復興をあおりたて「頑張ろう」ばかり。
道路が開通した、入学式が行われた・・・
などのニュースばかり。
そんな中では自分を奮い立たせ頑張ってしまう。
だけど違和感はぬぐえない。
でも関西では2ヶ月後のTVのニュースでは
45分間(の関西地方局の特集では)
取材した東電原発事故特集をやり続けていた。
(きっとあの当時)関西の人は
「どうしてこんな大変な福島に住み続けているの?」
と思われたでしょう。
法治国家であるはずなのに、震災後、
1ミリシーベルトという3・11前に決まっていた基準をゆるめて
安全だからもどって来るように宣伝するのです。
私はたまたま福島から出て違うニュースに触れることができた。
あのように違和感を感じる生活に、
もうもどってはいけないと思えた。
有識者やパネリストは福島はもう住めるところじゃない、
せめて子どもたちだけは出してあげてと(3.11直後の関西では)言ってた。
だから10日間だけと思っていたけど、
夫に相談し、夫は少し知識があったので夫婦で合意して
母子避難を決めた。
私たちがいかにも知識があり確信を持ってそうしたのではない。
たまたま県外に出る条件がそろったから被曝を避けられているだけなのです。

被曝の問題に声をあげること

日野さんも言われたように「生き方の問題」なんです。
たまたま被曝を免れることができた、でいいのか。
福島から(出たいと思っても)出ることができない人もいる。
福島にいる子ども達も未来を担う大切な人材です。
国は隠し続けようとしていて、大丈夫だと(いう方向に)持っていってしまう。
たまたま避難できた私が関西でできることは何か。
4年間の事実、社会全体がどこへ向かおうとしているのか、
原子力災害に関する発言がはばかられるということ自体が、
言論の自由を奪い、民主主義の根幹を揺るがす事態になっていると危惧している。
それでも名目上、言論の自由がある今のうちに、
できる限り事実を伝える努力をし続けたいと思います。
あるひとつの方向や結論しか許されないという
全体主義や同調主義社会に対して、
当事者としての声をきちんと上げることが肝要です。
福島では放射能の「ほ」の字もいえない、
鼻血のことが言えない社会(にますますなってきているという)。
私は(離れているからこそ出来る)「声を上げる」ことにしました。
たくさんの人が今立ち上がっています。
原発賠償関西訴訟、ひょうご訴訟、そして全国の訴訟提起がつづいています。
これは民事訴訟の形をとっていますが
「放射線被曝から免れ健康を享受する権利」を主張する裁判です。
このことを世論が認めないと
避難している子供も、福島の子供も誰一人救われません。
裁判を注目し世論を高めてください。
映画「A2―B―C」の中で
ある福島のお母さんの言葉が出てきます。
「声を上げている私たちが何かまちがっている気がしてきた」。
声を出すことに圧力を感じてきたこの4年間でした。
日野さんもとても苦しい体験でした、と言われました。
私は日野さんの取材活動・記事の掲載のおかげで、
ほんの一部かもしれませんが、
それでも事実を「知る権利」を護ってもらいました。
日野さんの記事に触れ、それにすがる思いで、
そして突き動かされて、
自らもきちんと発信すべきと思い至ることができました。
食べて応援、買って応援、行って応援も結構ですが、
一番必要なのは、
被災・被害当事者の真摯な「声」の発信の場を与え、
発言する勇気を支えていただくことです。
これからも応援してください。ありがとうございました。


☆「さいなら原発尼崎住民の会」のニュースに掲載していただいたそうです。

※少しだけ加筆・修正を加えました。
アピール時、原稿を読まないため、
こうして「発言まとめ」を記事にして頂けます事は、
大変ありがたいです(森松明希子)

日野記者講演会@武庫之荘トレピエ

「避難の権利」を求める意義、
原子力災害の一般市民生活に与える影響を
より多くの方々に知って頂ければと思います。
多くの方々への、シェアのご協力を重ねてお願い申し上げます。
(サンドリ記事は、無断での転記・転載、大歓迎です!)
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