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【関西テレビ】2016年12月5日 「原発避難でいじめ 氷山の一角か」今こそ周りの大人たちは事実を正しく理解してほしい(ニュース情報番組「みんなのニュースワンダー」)

【テレビ放送】2016年12月5日 「原発避難でいじめ 氷山の一角か」みんなのニュースワンダー(関西テレビ)
【3.11避難者の声】
「逃げる勇気」と「助けてと言える力」。
逃げてきて助けてと言っているのに助けられない社会を見せられた時、
子どもたちは何を学習してしまうのかしらと心配になります。
社会が、大人がそのお手本を見せなければ、
学校で子どもが「逃げる勇気」も「助けてと言える力」を発揮することも
出来ないと、私は思うのです。
原子力災害を通じて気付いたこと。
それは、人は危険に直面したら「逃げる」ことは簡単だし当たり前だと
思い込みすぎているということ。
逃げさせない、逃がさない、逃げてもいいよと言いつつ逃げることに対して異常にハードルを高くする、
そんな社会的状況を作り上げることができてしまうし、
実際にその状況にこの5年8か月置かれていることを
原発国内避難民である私は体感し続けています。
大人社会がそのような状況の中で、
子どもたちは3.11および原発事故の当初から現在に至るまで、
逃げてきたことを正面から受け止めてもらえない社会の中で、
ただでさえ「いじめ」に遭うことは誰にだって起こりうることなうえに、
さらに社会の無理解、無関心、そして偏見、差別によりそれが助長され
これまでも危険にさらされてきましたが、
今回の報道を受けてさらに危険が増していると私は思わずにはいられません。
いつだって、避難児は、「今そこにある危機」と向き合っているのです。
いや、避難児だけでなく、この国の子どもたちすべてがそういえるのかもしれません。
そして、「いじめ」はなにも子ども社会に限ったことではないのです。
確実に、二次被害、三次被害が起きている言っても過言ではないと思うのです。
だからこそ、社会全体で、
原子力惨禍の実態を受け止め、真実に目を向ける必要があると思うのです。
全国にいる避難者、避難児が現実に存在するのです。
「避難をする必要があるので避難を続けている」のです。
それが真実であり、現実であり、
その事実からスタートして、
社会がどう向き合っていくのか、に尽きると私は思うのです。
(福島→大阪・2児を連れて母子避難・森松明希子)




避難をする必要があるので避難を続けているわけで


※たくさんの方々に、知ってほしい、聞いてほしいのです。
311被災者、避難当事者の声をできるだけ多くの方々と共有して
地震・津波・原子力災害の複合災害が起きた時の教訓として活かされてほしい・・・
サンドリはそれを願って発信を続けています。
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