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漫画「はだしのゲン」の継承について、漫画と講談が訴えていること』 @ドーンセンター ゲスト 神田香織さん




東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)主催の避難者情報交換意見交流会カフェイモニカイでも何度も話題に出てきた『はだしのゲン』。

避難者もご支援の皆さんも本当に色々な観点からこの #はだしのゲン を読まれていて、それは私も同じなのです。

私の場合、自主避難者をバッシングする言葉として #非国民 呼ばわりされた時に、明確に戦時中の空気感、全体主義を体感し、個人の尊厳を踏みにじられる気配を原発事故を通じて感じ取りました。

#言論の自由 という基本的人権が保障されていることがいかに大切か、おかしいことにはおかしいということの必要性も重要性もこの漫画から学んだように思います。

子どもの頃8巻までしか実家になくて、9、10巻をやっと揃えることができました。それで、どうして今私が原発問題で声を上げることにしたのかをはだしのゲンを通じて学んだことを隆祥館書店の二村さんに力説していたら、この素晴らしいご企画の最後で5分ほどスピーチをさせていただける事になりました✨

拙著も販売してくださるとのこと、本当に感謝です💖

拙著をお読みくださった皆さま、はだしのゲンの影響を私がどれほど受けているか、是非ご確認してください。

で、今のこの情勢は、やってる事はほぼ焚書だなと。大切な書物、学びの多い書籍ほど教育の現場から抹殺して子どもの目に触れさせないって…こうやってもの言う市民、自分の頭で考えて行動する人を減らそうとするんだなぁ…ってミエミエな手口なので、おかしいことにはおかしいと言い続ける決意がより一層強まるということなのです。

漫画を読んだことのある人もない人も、ぜひご一緒に共有したい素晴らしいご企画です(もう明日です‼️)

神田香織さんのご講談は、避難者の少年がローマ教皇に直訴したエピソードをオンラインで聴かせていただいて、いつか、いつの日か直でお聴きしたいと思っていました。明日は生のご講談を聴いて、五臓六腑に沁み渡らせて、また考える力と行動する勇気に繋げていきたいです😊

2023年4月1日(土)14:00~16:00 『テーマ 漫画「はだしのゲン」の継承について、漫画と講談が訴えていること』 @ドーンセンター ゲスト 神田香織さん  http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2791.html

#隆祥館書店 主催
※できるだけ多くの皆様にお知らせください🙇

甲状腺検査を受ける権利は健康に対する権利という基本的人権 #誰の子どももも被ばくさせない



私は福島県郡山市に2011年3.11当時住んでいましたが、子どもたちは0歳と3歳でした(今12歳と15歳)。

当時18歳未満の福島県在住だった子どもたちに県民健康調査が実施されていますが、
多くの人々はそのことはかろうじて知っていても、
原発事故後、小児甲状腺がんの子どもが何人いるのか、
その子どもたちがどんな思いでどうしているのか、ほとんどの人が知らない。

同様に、どういう思いで私たち被害者が検査を受け続けているのか
(親である私の場合は子どもに受けさせ続けているのか)、
知られていないと思います。

知らなければ当然世の中の理解も共感も得られることはない…

そんなうちの子たちも当時18歳未満で、
昨日、年度末でギリギリ滑り込みで5巡目の県民健康調査受けに行きました🏥

中学生と高校生になろうとする子どもたちにもそれぞれやりたいことがあり、
もう、2人揃って検査に連れて行くことは限界だなと痛感しています。

でもだからといって、検査が不要だと言っているのではなく、
ずっと訴えていることですが、
いかに学校での集団検査は必要であるかということ。

こういうこともよく分かっていない人たちがものすごくもっともらしい理由をつけて、
福島での学校での一斉検査をなくそうとしてるようにしか私は見えない。

甲状腺検査を受ける権利は健康に対する権利という基本的人権でもあり、
広い意味では被ばくからの自由の具体的権利内容でもあると思うのです。

お友達と遊びに行きたいし、
遠くまで電車乗り継いで検査に行くのは正直嫌だなというのが子どもたちの様子から見てもよくわかるのですが、
それでも、一応まがりなりにも子どもたちは
避難していてもなお、「何故検査を受けるのか」、理由もその意味も理解しています。

避難していても、当時、最も線量が高かった時に福島に住んでいた事実は変えようがないですし、
水も飲んだ、空気も吸った、土も触った・・・

避難していても、していなくても、おそらく親として同じ思いを多くの方々と私は共有できると思っています。

#被ばく #放射能汚染 #甲状腺がん などの重要なワードをタブー化したり,
あらゆる圧力をかけて「言わせない」ように、#ネガティブワード にして
見事に広く一般市民に知れ渡らないように(結果的に)なっていることもひどいなと思いますが、
マスメディアがこの問題を正面から取り上げることをせず、
この問題をメインストリームにできていないこと自体が、
逆に問題の本質を浮き彫りにしているように私は思います(というかほぼ確信)。

#誰の子どももも被ばくさせない

この一点で、突破できる壁もあるのではないかと私は思うのです。

#被ばくからの自由 #基本的人権 #健康に対する権利
#放射線ひばくから免れ健康を享受する権利

この問題は、#被ばく情報コントロール権 にも大きく関わる問題だと思います。#知る権利

大事なことなので、何度でも書いて発信しておこうと思います。

そもそも病気にならなくても検査を受けなければならない事自体が被害だし、一生涯被ばくの脅威と恐怖にさらされるという被害(これらも当然目には見えない権利侵害なのですけれど)を理解してもらえるのだろうか…

#病気になってからでは遅い とか、過去の公害被害から学ばないにも程があるって何度言えば分かるのだろうか…

2023年5月24日(水)10時〜12時まで森松明希子(福島→大阪・2児を連れて母子避難中)が尋問を受けます #原発賠償関西訴訟

20230524関西訴訟第39回本人尋問開始@大阪地裁.jpg

お支えくださる皆さま

原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子です。
いつも原発賠償関西訴訟の傍聴・応援、本当にありがとうございます。

声を上げる被害者・避難者とともにいつも歩んでくださり心から感謝申し上げます。
次回期日から、とうとう本当に、本人尋問期日が始まります。

私は、午前10時〜12時まで、本人尋問を受けることになりました。
証言台では、意見陳述と違って、原稿やメモも文献も何一つ持ち込むことはできず、自分自身の記憶だけが頼りです。
国と東京電力の代理人から反対尋問も本人尋問の倍以上の時間、受け続けることになります。

非常に心細くはありますし、証言台に立って証言することは、私の人生の中でも、生まれて初めての事で、とても緊張しています。
傍聴席を、原告とともにあって各々の場で声を上げ続けてくださっている皆さまに、1席でも多く埋めていただいて、
通常一般市民感覚として、原発被害を共有し、裁判官が私達ふつうに暮らす人々からかけ離れた社会通念を判決で示したりしないよう、どうか応援していただけましたら大変ありがたく存じます。

【開始時刻ご注意⚠】
2023年5月24日(水)10時〜
「ふつうの暮らし 避難の権利 つかもう安心の未来」裁判
(原発賠償関西訴訟)第39回口頭弁論期日
@大阪地方裁判所大法廷202
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2789.html
◆10時〜12時まで森松明希子(福島→大阪・2児を連れて母子避難中)が尋問を受けます。
私は、本人尋問40分、反対尋問を国と東電から合わせて80分受け続ける予定です。
◆お昼休みを挟んで午後からも他の2世帯の原告本人尋問が予定されています。
◆進行協議の結果、当日5月24日(水)10時〜17時の大阪地裁202大法廷は傍聴券抽選があります。詳細は弁護団から発表されますが、1時間前の9時頃に大阪地裁前に集合をお願い申し上げます。

平日の裁判傍聴のお願いは、毎回本当に大変心苦しいのですが、
午前だけでも、もしくは午後だけでも傍聴席に座って福島原子力惨禍の被害について知って、共有してご一緒に考える機会にして頂けましたら、被害を訴える原告の勇気に繋がります。

できるだけ多くの皆さまにお知らせください。
裁判傍聴のお願いとともに、周知のご協力も重ねてお願い申し上げます。

原発賠償関西訴訟原告団代表 森松明希子

【毎日放送ラジオ】ネットワーク1・17 第1380回「東日本大震災12年【4】 福島原発事故 母子避難12年」 ゲスト:原発賠償関西訴訟原告団 代表 森松明希子

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ネットワーク1・17
【2023年3月26日放送分がいつでも聞けるようになりました!】

第1380回「東日本大震災12年【4】
福島原発事故 母子避難12年」
ゲスト:原発賠償関西訴訟原告団 代表 森松明希子

MBSラジオ1179ポッドキャスト | ネットワーク1・17
https://www.mbs1179.com/117_p/1679757448.shtml

YouTubeでのご視聴も可能になったようです☆
https://www.youtube.com/watch?v=zqKYeyUljpg&list=PLYpJvGKpl7tZ00J0omOi4jtLLFn7tij8r

お一人でも多くの皆さまに聞いていただきたいです。
そして、皆さまのご意見を番組まで届けてくださいましたら、更に大変ありがたいです。

▼メールはこちらです!
〒530-8304 MBSラジオ
ネットワーク1・17
mail:117@mbs1179.com

【毎日放送ラジオ】ネットーワーク1・17に出演させていただきました。(2023年3月26日AM5:30〜6:00) 第1380回「東日本大震災12年【4】福島原発事故 母子避難12年」 ゲスト:原発賠償関西訴訟原告団 代表 森松明希子さん

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【毎日放送ラジオ】ネットーワーク1・17に出演させていただきました。(2023年3月26日AM5:30〜6:00)

第1380回「東日本大震災12年【4】福島原発事故 母子避難12年」
ゲスト:原発賠償関西訴訟原告団 代表 森松明希子さん


2011年3月の福島第一原発事故では、大勢の市民が放射線被ばくから逃れるための避難を余儀なくされました。一体何が起こったのか、なぜ「ふつうの暮らし」を奪われなければならなかったのか。国と東京電力の責任を問い損害賠償を求める集団訴訟が、全国で約30件提起されました。

原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子さんは、福島県郡山市から大阪に、子ども2人とともに避難してきました。原発事故が起こったとき、子どもは3歳と0歳でした。自宅は原発から60キロ離れていて、強制避難区域ではありませんでしたが、子どもを外で遊ばせることもできず、放射能で汚染されているかもしれない水道水をおそるおそる飲む日々。悩んだ末に、原発事故の2か月後、大阪への母子避難を決断しました。福島で働く夫との二重生活は今年で12年になります。

「避難する権利を求めて裁判を闘っている」と森松さんは言います。
5月の次回公判からは原告への本人尋問が始まります。
去年、最高裁は同様の訴訟で、国の責任を認めない判決を出しました。
そして政府は、原発の運転期間の延長など原発回帰の政策を打ち出しています。
事故から12年たった現状を、避難当事者としてどう思うのか、森松さんに聞きます。

原発賠償関西訴訟 KANSAIサポーターズ
http://kansapo.jugem.jp/
(番組内容は予告なく変更する場合があります)


番組HPより引用ココまで。

3.11から12年経ってもこうして東日本大震災及び東電福島原子力惨禍について、避難者の実際の被災体験に耳を傾けて3.11避難者の声を報じてくださるマスメディアの存在に心から感謝申し上げます。

ポッドキャストYouTubeにアップされますので、
全国(全世界)の方に聞いていただけます。
またお知らせいたしますので周知のご協力も重ねてお願い申し上げます📻
https://www.mbs1179.com/117/c_onair/...

 「平和な暮らしは目に見える戦争などの惨禍で失われるだけでないというのを原子力災害を通じてわたしたちは日本で経験したので、世界の共通認識にしてほしい」 #不断の努力 #継続は力なり

5年前…
一歩ずつですね。
不断の努力ってこういうことなのでしょうね…
#継続は力なり

3.11から12年経ってもこうして東日本大震災及び東電福島原子力惨禍について、避難者の実際の被災体験に耳を傾けて3.11避難者の声を報じてくださるマスメディアの存在に心から感謝申し上げます。

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ラジオ放送「ネットワーク1・17」収録のため、MBS毎日放送にやって来ました💨
放送は3月26日(日)あさ5時半~6時です。
早朝なので収録という形で、30分番組に出演させていただきました。

2011年3月11日から福島県外に避難出来るまでの2ヶ月間は、実際に、放射線被ばくから身を守るため壮絶な葛藤があり、たまたま、ゴールデンウイークがあったこと、たまたま私が関西出身だったこと、夫が母子だけでも関西に一時的にでも避難したほうがよいと自家用車で福島〜関西を往復して私達母子を県外避難させたことなど、私はたまたま福島を脱出(福島県郡山市から避難)する条件が整ったので初めて福島の外に出ることができ、福島県の外から(600キロメートル離れたところから)客観的に福島を見ることができました。

それで、福島県内の報道と県外の民放の報道の違い(内容も情報量も実は外の方が知りたいことを的確に報じていた)こともあり、母子避難という途を決断することが私たち家族にとっては最善だと判断できたのです。

やっとの思いで県外に避難、家族分離、母子避難継続の決断という中で、何が被害の本質なのか、なぜ裁判所にまで訴えるのか、など丁寧に聞いていただきました。

ぜひ一人でも多くの皆様に放送を聞いて欲しいです(願わくば、裁判官の耳に届きますように…)。

3.11から12年経ってもこうして東日本大震災及び東電福島原子力惨禍について、避難者の実際の被災体験に耳を傾けて3.11避難者の声を報じてくださるマスメディアの存在に心から感謝申し上げます。

翌2023年3月27日(月)の夕方にはポッドキャストYouTubeにアップされますので、全国の方に聞いていただけます。
またお知らせいたしますので周知のご協力も重ねてお願い申し上げます📻

2023年3月18日(土)17:30〜【特集上映&避難者トーク】3.11を改めて考える~原発問題を中心に~第7回:核被害に向き合い、多角的な視点で考え、広くつながる~原発をもつことの危険性を考える 『スノーデン』 @シアターセブン(大阪・十三)

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🎥3/18(土)17:30
原発をもつことの危険性を考える
『スノーデン』
<トークゲスト>
木村朗さん(独立言論フォーラム編集長)※リモート出演
森松明希子さん(郡山市から大阪へ母子避難)

https://www.theater-seven.com/ev/ev_s230304.html?fbclid=IwAR1NtWjQCjH9O07IOAnmKUq9p4zCK9p5AFqvro9mbun2sLhVRhVn9zHcJ1Y

主催:シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F
協力:東日本大震災遊者の会Thanks&Drm(サンドリ)、311特集上映実行委員会

2023年3月18日(土)14:00〜【特集上映&避難者トーク】3.11を改めて考える~原発問題を中心に~第7回:核被害に向き合い、多角的な視点で考え、広くつながる~望む未来を地域で作る人達とつながる 『発酵する民』 @シアターセブン(大阪・十三)

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🎥3/18(土)14:00
望む未来を地域で作る人達とつながる
『発酵する民』
<トークゲスト>
平野隆章監督、松村しほさん(地域活動家、無農薬八百屋)
ビデオレター:山崎圭子さん(千葉から滋賀へ避難移住)

https://www.theater-seven.com/ev/ev_s230304.html?fbclid=IwAR1NtWjQCjH9O07IOAnmKUq9p4zCK9p5AFqvro9mbun2sLhVRhVn9zHcJ1Y

主催:シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F
協力:東日本大震災遊者の会Thanks&Drm(サンドリ)、311特集上映実行委員会

2011年3.11からちょうど12年となりました。 今日が命日となられた命があることを覚えて、今日の1日も大切に過ごしたいと思います。

お支えくださる皆様へ

原発賠償関西訴訟原告の 森松明希子です。
先日の裁判の傍聴・応援、各地からのご支援、本当にありがとうございます。
また、原告や避難者の声を全国各地にご紹介くださり感謝です。
日本国内だけでなく、英語やフランス語に翻訳して、動画で配信してくださったり、本当にありがたいです。

今日は、2011年3.11からちょうど12年となりました。
今日が命日となられた命があることを覚えて、今日の1日も大切に過ごしたいと思います。

2023年3月11日(土)14:00〜16:00「なくせ原発大阪集会2023」@エルシアター
関西の避難者からの報告 #森松明希子(福島→大阪・2児を連れて国内避難中)
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2785.html

本日は、こちらで5分間のスピーチの機会をいただきました。
3.11から12年。#誰の子どもも被ばくさせない
という思いを今日は訴えて参りたいと思います。

会場でご一緒できる皆様、今日のこの日に、ご一緒に声を上げていただけることに感謝です。
私は、私の「言論を手放さない」という強い気持ちで、どこででも「人の命と健康よりも大切なものはありますか?」と訴えて参りたいと思います。

5月の法廷では、直接、国と東京電力と向き合います。
司法が公明正大で、誰もが納得できる司法判断をくださせますよう、世論の後押しをよろしくお願い申し上げます。

引き続き、どうかご一緒に歩んでください。

原発賠償関西訴訟原告団代表
東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表
森松明希子

※できるだけ多くの皆様にお知らせお願いします。
【本人尋問】2023年5月24日(水)「ふつうの暮らし 避難の権利 つかもう安心の未来」裁判(原発賠償関西訴訟)第39回口頭弁論期日@大阪地方裁判所
http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2789.html
--
******************************
原発賠償関西訴訟の応援団・KANSAIサポーターズのMLです。
●投稿したい時は、下記にメールしてください
kansai-supporters@googlegroups.com

【MLご利用ルール】
■原告団代表、副代表の3名を除いて、原告さんのお名前や個人情報はぜったいに書
かないでください。
■投稿内容については、関西訴訟を支援するMLであることにご配慮ください。
■特定の人、団体、行動等への誹謗中傷は禁止です。
■ルールを守っていただけない方には退会の手続きをとらせていただきます。
******************************


From: "関西サポーターズML"
Date: 2023/03/11 土 11:37
Subject: [kansai-supporters:1468] 2023年3月11日(土)14:00〜16:00「なくせ原発大阪集会2023」@エルシアター

災害からの命の守り方_書影.jpg

2023年3月11日(土)14:00〜16:00「なくせ原発大阪集会2023」@エルシアター 関西の避難者からの報告 #森松明希子(福島→大阪・2児を連れて国内避難中)

20230311原発ゼロの会大阪2023@エルシアター.jpg

<概要>
集会名「なくせ原発大阪集会2023」
日時 2023年3月11日(土)14:00〜16:00
場所 エルシアター(終了後16:15〜中之島までのパレードを行います)

◆記念講演
日本政府の方針転換「原発の積極的活用」を検証する
講師:伴 英幸さん(原子力資料情報室CNIC共同代表)

主催 事務局 原発ゼロの会・大阪


☆関西の避難者からの報告で、
原発賠償関西訴訟原告団代表・
東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表の
森松明希子(福島→大阪・2児を連れて国内避難中)さんのスピーチがあります!



【3.11避難者の声】国策が間違っているのだったら、 たとえ大きな権力であっても、 自分の命と健康に係わる権利の侵害があれば、 それはきちんと訴えることができるし、そうあるべきです。

20230305さよなら原発関西アクション@エル・おおさか


【3.11避難者の声】 森松明希子(福島→大阪・子ども2人と母子避難中)
     「さようなら原発 関西アクション2023」でのアピールの文字起こし

大阪のみなさん、いつもありがとうございます。
ご紹介いただいた原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子と申します。

今から12年前の2011年の3月11日、私は福島県の郡山市というところに住んでいました。
今、白石さんが説明してくださった地域でいいますと、
いわゆる中通りという福島第一原発からは60Kmほど離れた、
この12年間で一度も強制避難の区域に指定された地域ではない郡山市という地方都市に家族4人で住んでいました。

私が当時住んでいた郡山市から避難をしてきたのは、私と、当時0歳と3歳だった二人の子供だけ、
いわゆる母子避難というかたちで、この12年間避難を続けています。

大阪地方裁判所で、国と東京電力を相手に、
この事故の責任を追及するため、
国家賠償請求訴訟の民事集団訴訟を行っているのですけど、
今、白石さんのお話を聞いて、みなさん、どのように感じ、
どのようにこれから一緒に闘っていこうと思われましたでしょうか。

私は12年間、本当に大阪の地で関西のみなさんに、集団訴訟の裁判を支えていただきました。
声を上げる被害者に、本当に共感してくださって、一緒に怒ってくださった「さよなら原発」のみなさん、そして関西に住んでらっしゃる普通のみなさん、普通に暮らすみなさんのおかげで、こうして声を上げることができました。

私は、このように顔も名前も出身地も、それから子どもたちの年齢や、そういうことも公表しています。
この国は言論の自由が保障されていて、
自分が受けた被害に対して堂々とちゃんと責任をとってほしいと言える(ことがあたりまえのことだ)、
と私は思っています。

国策が間違っているのだったら、
たとえ大きな権力であっても、
自分の命と健康に係わる権利の侵害があれば、
それはきちんと訴えることができるし、そうあるべきです。

今の白石さんのお話では、
子ども甲状腺ガン裁判の原告は当時、6歳から16歳の学齢期の子どもたちです。

彼らは今、東京電力を相手に、
自分たちが病気になったのは福島原発事故の被ばくによる影響だと訴えています。

それでも国は、その可能性もあるからきちんと制度をつくって、きちんと子供たちを守っていく政策に変換するとか、それが分かるまでは原発をちゃんと止めようとか、そういうことを考えて、政策をとっているでしょうか。

私の子供は当時、0歳と3歳でした。
避難していても同じように、甲状腺検査を、今、白石さんが説明してくださったとおり、
2年に一度、大阪に避難をしてもなお検査をしつづけています。

おかげさまで、避難をつづけさせていただいて、子供たちは0歳と3歳でしたから、
12足してもらえれば分かると思います。
ちょうど今、裁判を起こしている子供たちの年齢にさしかかってきました。
0歳は12歳になり、3歳は15歳です。
小学校の6年生と今、中学3年生の子は高校受験に向かっています。

そうやって暮らしていますが、
検査の意味も、なぜ検査をしているのかも、二人の子どもは知っています。

私は、避難できた子どもたちだけが被ばくから免れて、健康を享受できればいいとは全然思っていません!

「子どもを守ろう」、とか、「子どもは社会の宝」だよね、とか、「子どもは未来の担い手だ」、とか、
ほんとに綺麗な言葉で、子どものための政策や、子供を守ろうという大きな声は聞こえますが、
原発がひとつあることで、どれだけ多くの子どもたちが平等に命や健康を守られていないか!
私は、この子どもの甲状腺ガンが多発しているという事象ひとつをとっても、社会的にこの事実ひとつをとっても
子どもたちが守られていないことが明らかだと思います。(拍手!そうだ、守られていない!)

子供を守ろう、という、その一点だけでも、ほんとに一致できると思います。

子ども時代を経験しなかった大人はひとりもいないわけですし、
みんな、わたしたちは子どもの時代があったわけです。

避難した子もとどまっている子たちも、大阪に住んでいる子も顔を出して訴えることができず将来の先行きに不安になっている福島の子も、どの子も!
この国に住んでいる子どもたちは年齢も性別も出身地も何も関係なく守られなければなりません!

脱原発とともに脱被ばく、
そして、被ばくから免れ、健康を享受する権利というのは、
自身の命と健康に関わる、生存に関わる権利!

その憲法上の基本的人権を守るという闘いで、
この声を上げられない顔も名前も出せないけれども、被害を訴える子どもたちとともに私自身も歩んでいきたいし、
声を上げ続けていきたいと思います。
これからも応援と、ご一緒に歩んでください。
これからもどうぞよろしくお願いします。ありがとうございます!

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【東日本大震災12周年企画】映画DVD『終の棲家を奪われて』鑑賞&3.11避難者情報交換・意見交流会Cafe IMONIKAI(2023年3月9日)@大阪 http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2763.html

【東日本大震災12周年企画】映画DVD『終の棲家を奪われて』鑑賞&3.11避難者情報交換・意見交流会Cafe IMONIKAI(2023年3月9日)@大阪 http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-2763.html

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【東日本大震災12周年企画】映画DVD『終の棲家を奪われて』鑑賞&3.11避難者情報交換・意見交流会Cafe IMONIKAI(2023年3月9日)@大阪

【東日本大震災12周年企画】
映画DVD『終の棲家を奪われて』鑑賞
    &3.11避難者情報交換・意見交流会Cafe IMONIKAI


2023年3月9日(木)カフェイモニカイの時間中に
下記DVDを2回上映します。

大震災および東京電力福島第一原子力惨禍から12年経った今だからこそ、
ご一緒に考えたり話してみたりしてみませんか?

大災害や原発事故が起きたとき、
避難を余儀なくされるとはどういうことなのか、
平穏な暮らし、住み慣れた家を離れざるを得ない「避難」の実相について、
自由闊達な討議、意見交換・情報交流の場になればと思います。

3.11避難者の皆さまも、今だからこそ言えること、言いたいこと、話しておきたいこと、
共有してほしいこと、知ってほしいこと、訴えたいこと…
何でも自由にお話ください。

はじめましての方もお久しぶりの方も大歓迎です。

当日のタイムテーブル(予定)

10:30〜1回目の上映(37分間)

13:00〜2回目の上映(37分間)

上映の合間に、映画を観ての感想や意見交流、3.11避難者のお話しなどがあります。

DVD終の住処を奪われて.jpg

はじめましてサンドリです.jpg

毎月大阪で、たとえ参加者が少なくても、
必要としている避難者がいる限り、
細く長く必要な形でつづけています。
2012年夏~毎月1回、一日お部屋を開放し、
自由に避難者が集える「場」を参加者みんなで作ります。

過去の交流会の様子はコチラ

とても自由な雰囲気で、
避難者が震災のこと、避難のこと・・・
本当の思いを各々自由に話せる
3.11避難当事者がホッとできる素敵な「場所」です。

初めての方も安心してご参加下さい。
何も話さなくても、聞くだけの方もおられます。

色々な情報も得られますし、また、避難者の思いも、
ご支援の方々に伝えることも出来ますし、
本当にオススメ出来る交流会の一つです。
ご都合のつく方は是非ご参加ください。



【避難者交流会Cafe IMONIKAIのご案内】

日 時:2023年3月9日(木) 

    10:30~15:00



    (途中からの参加、途中退室も可能です)
    ※飲み物は各自でご用意ください。
     お昼をまたぐ方は、昼食も各自でご用意ください。

場 所:大阪市立社会福祉センター
    (地下鉄「谷町九丁目」駅、近鉄「大阪上本町」駅11番出口)

参加費:無 料
    差し入れ大歓迎♪

参加対象者:3.11避難者&3.11避難者に心をお寄せくださる方ならどなたでも大歓迎☆

お申込み: 特に不要です。


《ご参加の際の注意点とお願い》
(1)当日はご自宅で検温の上、風邪の症状(37.5度以上の発熱、喉の痛み、咳、強い倦怠感)や味覚嗅覚障害などがあれば、参加をお控えください。
(2)入室する際には事前の手洗いや消毒をお願い致します(入口に消毒用のジェルを置いておきますのでお使いください)。
(3)マスク着用をお願い申し上げます。
(4)発声等による飛沫感染防止のため、座席の配置はできるだけ間隔を空けるようにお願い致します。
(5)万が一、感染者が発生した場合に備えて、リストに参加者の皆さまのお名前、及びご連絡先(メールアドレス、お電話番号)をご記入いただきます。
(6)皆さまからの差し入れは本当にありがたく、お心遣いにいつも感謝しております。ただ感染予防のため、今回は大皿での食べ物のシェアを避けたいと思います。差し入れして下さる場合は、個別包装のものをお願いできれば嬉しいです。


※会場使用が不許可となった場合はこのページでお知らせいたします。
お出かけ前に必ずご確認ください。



今後の予定: 2023年4月13日(木)
 ※ご来場前に必ずこちらのWEBページにてご確認をお願いします。


お問合せ:sandori2014@gmail.com 
     サンドリ【3.11避難者交流カフェイモニカイ】係

主 催:東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream (略称:サンドリ)


協 力:大阪市ボランティア・市民活動センター(大阪市社会福祉協議会)

♪2017年4月から、サンドリが主催を引き継ぐこととなりました。
カフェイモニカイは10年くらい続いていますが、
いまだに芋煮がふるまわれると思われている人々に遭遇しますが・・・
「芋煮」は出てきません(;^_^

♪3.11東日本大震災および福島原発事故避難者の「居場所」です。
タブー一切なし、何でも話して大丈夫です。
話すこと、会話することで、つながることで、
見えてくること、困りごとの解決への糸口も見つかったりするなど色々・・・

当日お目にかかれる皆さま方、応援くださる皆さま方、
どうぞよろしくお願いしますm(__)m


参加者全員が3.11避難者のために出来るボランティア参加です(^^)
主に、初めて参加の方や避難してきて間もない方へ、
先に避難してきて参考になったことなど、
避難者にとってのお役立ち情報などの提供など、
出来る範囲で背伸びせず、出来る事を担ってただけましたらと思っています。

☆3.11避難者の皆さまへ☆

何かお手伝い出来る事はないかしら?
避難してきた自分に出来ることはないかしら?
支援頂いた12年間に感謝して今度は自分にできる社会へのご恩返しはないかしら?
とお考えの避難者の皆さん、
是非、お手伝い参加のご協力、お願いいたします。

参加しながら、徐々にお手伝い参加ということも可能です。
(というより、ほぼ、参加者と変わりないような参加の形態ですので、
特別難しいことは何もありません。)

当日は、サンドリメンバーがいますので、
お気軽にお声がけください(^^)


サンドリロゴ
はじめましてサンドリです.jpg


2023年3月8日(水)「ふつうの暮らし 避難の権利 つかもう安心の未来」裁判(原発賠償関西訴訟)第38回口頭弁論期日@大阪地方裁判所(詳細追記しました!)

【曜日注意‼】しばらく水曜日の期日が続きます!
傍聴応援、よろしくお願い申し上げます。


20230308関西訴訟第38回期日.jpg

《第38回裁判》
2023年3月8日(水)14:00~
大阪地裁本館202号法廷
集合:午後13:00


原発賠償関西訴訟弁護団より当日のスケジュール・詳細が発表されました!
いつもご支援いただきありがとうございます。

いつもご支援いただきありがとうございます。
ご案内が遅くなりましたが、3月8日(水)、原発賠償関西訴訟の第38回期日が開かれます(水曜日ですのでお間違いなく)。
当日のスケジュール等詳細がほぼ決まりましたので、ご連絡します。

今回は感染対策に留意したうえ、報告集会をリアル開催します。
また、ZOOM配信を予定しています(今回も事前登録制です)。
今回は、弁論におけるプレゼンがあります。
模擬法廷(法廷外企画)も予定しています。

なお、12時からの淀屋橋駅での宣伝行動は行いません。

日時:3月8日(水)14:00~14:30頃
場所: 大阪地方裁判所本館2階202号法廷
事件番号: 平成25年(ワ)第9521号等・損害賠償請求事件


■ 当日のスケジュールを以下に記載します(傍聴の場合)。

今回も、抽選はなく先着順という形になります。
そのため、14時前までに随時入っていただき、もし法廷がいっぱいの場合は、模擬法廷の会場に移動していただく形になります。
いつもなら、抽選の場所(別館正面玄関前)に集まっている原告団の入廷を拍手で迎えてもらっていますが、原告団はいつも通り13:20頃に、入廷しますので、もし、その時にいてくださるなら、拍手で迎えてください。

よろしくお願いします。

13:10 大阪地方裁判所・別館正面玄関集合 (注:抽選は今回はありませんので任意での集合となります)

http://www.courts.go.jp/osaka/about_tiho/syozai/osakamain/index.html

 ※ 13:15~13:20頃に、原告・弁護団は裁判所に入廷を行う予定です。

なお、裁判所敷地内では一般のチラシ配布などは禁止されておりますのでご注意ください。
弁護団からは、当日のスケジュール等を記載したものを配布する予定です。

14:00 弁論開始(202号法廷)

※ 原告の個別準備書面の陳述・・今回はパワーポイントによる説明があります。 
※ 傍聴は先着順です。入れなかった方は、同時刻に、報告集会会場(中ノ島図書館3階)に移動をお願いします。

14:20頃 弁論終了予定

期日後には、報告集会が行われます。

14:30頃 報告集会 中ノ島図書館別館2階・多目的スペース3(前回と建物が異なります)

宣伝物を配布したい方が多数おられると思いますが、事前に弁護団に一声おかけください。
原発と無関係な宣伝物の配布はお断りすることがあります。
また、報告集会にて宣伝したい事項があれば、こちらも弁護団に一声おかけください。

16:30頃 報告集会終了予定

傍聴に来られる方は、今回は先着順ですので14:00までに来られたらいいですが、原告の入廷シーンを見送るという意味で13:20までに裁判所の別館正面玄関前にお越し下さい。

傍聴券がいっぱいになっても、中ノ島図書館別館2階(多目的スペース3)にて報告集会を行いますので、そちらに移動してください。
中ノ島図書館は以下の場所です(中央公会堂と大阪市役所の間です)。

https://www.nakanoshima-library.jp/access/

なお、当日は、当日のスケジュールや報告集会の地図を記載したチラシを配布する予定です。


■傍聴数を把握するための受付フォーム■

本人尋問に向けて、テスト的に今回、受付フォームを作っています。

参加できない方も、入力してもらえると助かります。

https://forms.gle/oLg7porF7jNtMpPX8

上記に入力すると、入力したメールアドレスに自動返信が来ます。

(スマホの人は自動返信来ない場合あり)

<注意>法廷の席を予約するものではありません。


■Zoomによる模擬法廷・報告集会の配信について(14:00頃~配信予定)

事前登録制とさせていただいています。

サポーターの方々は、以下から参加登録をお願いします。

これまで、ZOOMのIDとパスコード、URLを掲載していましたが、セキュリティ対策のため、サポーターの方は、下記をクリックしてミーティング登録をしてください。

名前、メールアドレス、どこで情報を知りましたか?

の3項目にご記入いただくと、ZOOMのIDとパスコード、URLが表示されます。

表示されたZOOMのID、パスコード、URLは転送しないようよろしくお願いします。

※このミーティングに事前登録する※

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUvfuuvqz4iH9LZpaAiyKvlEvs6yY25Z0Es

登録後、その場でIDミーティングIDとパスコードが表示されます。

なお、登録されたメールアドレス宛に確認メールが届きます。

もし届かない場合や、分からない場合は、事務局にお知らせください(kanasisapo@gmail.com)


■Youtubeライブ配信■

Youtubeライブ配信も予定しています。

御覧いただけるURLは、前日にお知らせとなります。


■ 第39回弁論期日以降の日程

第39回期日 2023年5月24日(水)10:00~17:00 202法廷(原告本人尋問1回目)
第40回期日 2023年7月12日(水)10:00~17:00 1009法廷 (原告本人尋問2回目)
第41回期日 2023年9月6日(水)10:00~17:00 202法廷 (原告本人尋問3回目)
第42回期日 2023年10月19日(木)10:00~17:00 1009法廷(原告本人尋問4回目)
第43回期日 2023年11月30日(木)10:00~17:00 202法廷(原告本人尋問5回目)
第44回期日 2024年1月18日(木)10:00~17:00 1009法廷(原告本人尋問6回目)

※上記の中で専門家証人尋問(本行忠志教授)も予定されています。
※原告本人尋問はまだまだ続きます。


カレンダーに⭕️印を付けて期日に大阪地裁に来れなくても #原発被害 をこの日だけでも共有してご一緒に考えてください🗓
※できるだけ多くの皆様に広めてください🙇
傍聴応援、裁判支援、周知のご協力を重ねてお願い申し上げます🙇

【3.11避難者の声】改めて原発はもうその産業構造そのものが差別的、非人道的だなと感じました。(311特集上映『核分裂過程』『あしたが消えるーどうして原発?―』の報告記事)

核分裂過程と明日が消えるのパンフレット.png

【3.11避難者の声】

本日3月4日の3.11特集上映「核分裂過程」「あしたが消えるーどうして原発?―」
盛り沢山の内容でしたが、無事終えることができました🥰

ご参加くださった皆様、貴重なお話をしてくださったゲストの方々、ご協力くださったシアターセブン様、本当にありがとうございました。

消化しきれていない部分もあるかも、ですが、そのご報告を。

今日の映画は2本とも30年以上も前に製作されたのですが、
まさに進行形で起こっている今現在の問題へのメッセージが至る所に込められた作品だったと思います

★「核分裂過程」 

1987年製作。再処理工場建設を止めた南ドイツ、ヴァッカースドリフ村の闘いの記録。

タイトルからして、なんとなく難解な内容なのかな、文系の私でも大丈夫⁉️なんて思ってましたが、
見始めたら、とても分かりやすい、人間味溢れる映画でした。

再処理工場建設に抗議する村の住民の方々の言葉にはただただ圧倒されるばかり。
「私たちをバカにしている!許せない!」
「自分の住んでいるところ、子どもの未来を守りたいだけだ!」
「こんなのは独裁民主制だ!」


なんとしても自分たちの尊厳を守ろうとする、主権者としての誇り高さのようなものが溢れてました。
自らを「殻を破った」と表現している人もいましたね。

今の日本の私たちに一番欠けているものかもしれない。

自分でちゃんと情報を取って、考えて、意思表示すること。出来ている人がどれだけいるだろうか?

「民度の低い国民ほど、被ばくする・・・」
以前、元ICRPの人が言っていたという言葉が頭をよぎりました。

そうやってあちこちで反対運動が起こって、ドイツは脱原発に舵を切っていった・・・・
本当に凄いドキュメンタリーです。

上映後のトークコーナーの最後に凄く励まされるお話も。
当時、和歌山の日高原発建設の反対運動をしていた方、
「この映画を観たことを思い出した。本当にこの映画で励まされた。
結果、日高原発建設が中止された。止めることができたんだ!原発なんて動かしてる場合じゃない💢」

まさに脱原発も民主主義も勝ち取っていくもの、そう強く感じました。


★「あしたが消える -どうして原発?―」


1989年製作。
福島原発の作業員だった父親を骨癌で亡くした女性がその死因をたどるドキュメンタリー。彼女を中心に原発内部の欠陥を告発した設計エンジニア、原発作業者の被ばく労働、健康実態調査に取り組む医師(村田三郎先生)、六ケ所村で不安を抱えながら農業をする男性、と言った様々な人たちの生の声を拾いながら、なお原発を選び続けるのかを強く問いかけてた作品。

平形則安プロデューサー村田三郎先生にご参加いただき、2部制のトーク会を行いました。

やはりこの手の映画の製作には当時苦労されたようで、
有志でグループを立ち上げ、所属していた映像製作会社を休職して作り上げた、という平形さん自身のお話には驚きました。

最初の作品の配給元である大木さん、小林さんもおっしゃっていましたが、
チェルノブイリ事故後、なんとかしたいと集まった人たちが限られた資金、人員の中でほぼ手弁当で完成させた作品。
そうしたご尽力があったから、今もこうやって観ることができるし、周りにも伝えられる、
そのことに心から感謝したいと思います。

その後の村田先生のお話では、被曝問題に関わるようになったきっかけ、双葉での原発作業員200人への2年かけた地道な健康実態の聞き取り調査、JCO臨界事故の被曝調査や証人として立った裁判のこと、被ばく労働者の労災認定(そもそも申請自体)が本人にとっても医者にとっても相変わらずハードルが高いこと、などなど多岐に渡ってお話していただきました。

推進側が作った学説を鵜呑みにせず、ちゃんと目の前の患者さんに向き合ってくださる数少ないお医者様ですね。
(私たちが理解しやすいようにと、配布用の補足資料までご自分で用意してくださったり、参考になる書籍を持参され、並べて見せてくださったり、と本当に熱心な方。頭が下がります💦)

お話を聞くにつれ、改めて原発はもうその産業構造そのものが差別的、非人道的だなと感じました。

便利で楽な暮らしがしたいのはたいてい皆そうだと思うけど、
そのために必ず誰かが被曝して命を削って使い捨てされていく、なんて実態を知ったらどうなんだろう。

「それでも原発」、って言えるんだろうか?

CO2排出量と発電コスト(←結局は高いんだけど)とか以前に、同じ「人」としてこれを認めちゃいけない、GX⁉️冗談じゃない💢って思います。

その後は、やや短い時間でしたが、同じく内部被ばくに警鐘を鳴らしている岡山の三田茂先生にZOOMでご出演いただきました。

ご自身の東京から避難された経緯や原爆ぶらぶら病に通じる「能力減退症」について行っている検査や治療のお話をして下さいました。

最後に村田先生から三田先生への質問も。
お医者様同士の横のつながりってあまりないとは聞いたことがあるけど、何やら今後の展開に繋がったら嬉しいです。

以上、まとまらない文章になってしまいましたが、ご報告でした。

関わってくださった皆さん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました😊

次回の上映会は3月18日(土)です。
https://www.theater-seven.com/ev/ev_s230304.html?fbclid=IwAR1NtWjQCjH9O07IOAnmKUq9p4zCK9p5AFqvro9mbun2sLhVRhVn9zHcJ1Y
お時間のある方、是非シアターセブンにお越し下さいね。

東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ) 田中里子さんのFacebookより



【3.11避難者の声】 『おまかせでは、民主主義は守れない』・『事故が起きる→管理が強まる→厳重な管理は全体主義につながる』 (311特集上映 『核分裂過程』の報告記事)

【3.11避難者の声】

3月で第7回を迎えた『3.11特集上映』14作品目はドイツのドキュメンタリー映画『核分裂過程』

HP
https://ko-okfilm.com/denkmal/kakubun/

今回の上映は自分が担当ではないので、『お手伝いするとしても、検温とマイクの消毒くらいね』なんて、呑気に構えていたのですが、皆さん忙しい3月の年度末、しかも上映時間が朝の10時30分、というわけでスタッフが足りない😵💦ってわけで、急遽、司会として登壇することになってしまいました😮

1987年に旧西ドイツで制作された、邦題
『核分裂過程』な~んか難しそうなタイトルです。

初め『核分裂過程って何か核分裂とか核融合とか、お勉強ちっくな映画なの?上映中寝てしまいそうだわ』
なんて思っていたわけです。
ところがどっこい、この映画は、ヴァカースドルフというバイエルン州の小さな村が核燃料の再処理工場の建設予定地になり、保守的で、今まで政府の言うことに素直に従ってきた村人たちが、全国からやってきた再処理工場建設に反対する人々と立ち上がり、闘う姿を追ったドキュメンタリー映画でした。

洋の東西を問わず権力者、国家は言う事が同じなんですね。

チェルノブイリ事故が起こった時、
西ドイツ政府は『放射線量は健康に影響の無い数値です。』『我が国の原発は安全に管理されており事故を起こすことはありません。』等々どっかで聞いたことがある台詞?

今までは政府のことを信じて従ってきたヴァカースドルフの人々も今回ばかりは従いません
おとなしかった村人たちは、『自分たちがバカにされている』と怒り闘うのです。

・『都合のいい法律作ってしまうと全て合法になってしまう。なし崩し的に解体してしまう』
・『おまかせでは、民主主義は守れない』
・『住民が立ち上がった。投げられた石は和を乱す。でも、時に和を乱しても石を投げることが必要』
・『事故が起きる→管理が強まる→厳重な管理は全体主義につながる』

    ↑
寝てしまうどころか、暗闇の中で心に刺さった言葉をメモっていました。

もっと早くこの映画『核分裂過程』に出会いたかったです。

この映画の日本での配給元『小林大木企画』のお2人から今回、お話を聞くことが出来ました。

難しそうと感じた『核分裂過程』の原題『SPALTPROZESS』直訳すると『分裂する過程』
【核の分裂と人間社会の分裂、両方の意味を重ね合わせた。分断された人たちが、ここに目覚め、手をつなぎあい、その関係が連鎖的に繋がっていく過程】
そういう意味合いで『核分裂過程』という邦題になったそうです。

3.11特集上映では、1度の上映でしたが、また、どこかでこの映画が上映されることを望みますし、大勢の人たちに観てもらい、考えてもらいたい映画でした。

311特集上映実行委員会 小林雅子さんのfacebookより






2023年 3月5日(日)さよなら原発2023関西アクション-原発やめて!核燃サイクル中止!-@おおさかエルシアター

20230305さよなら原発2023@エルおおさか.jpg

さよなら原発2023関西アクション 
-原発やめて!核燃サイクル中止!-
2023年 3月5日(日)
13:20開場 13:50開演 
会場:エルシアター
講演:白石草(OurPlanet-TV代表) 
   澤井正子(元原子力資料情報室)

アピール:森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
うた:アカリトバリ 

デモ 16:00 西梅田コース(予定)

一般 前売1,000円 当日1,300円 障がい者・学生 前売500円 当日700円 避難者・高校生以下は無料

主催:さよなら原発 関西アクション実行
http://www17.plala.or.jp/kyodo/20230305.pdf
(チラシより引用)

続きを読む

2023年3月4日(土)14:00〜【特集上映&避難者トーク】3.11を改めて考える~原発問題を中心に~第7回:核被害に向き合い、多角的な視点で考え、広くつながる~健康被害を考える 『あしたが消える ーどうして原発?ー』 @シアターセブン(大阪・十三)

20230304と0318.jpg

🎥3/4(土)14:00
健康被害を考える
『あしたが消える ーどうして原発?ー』
<トークゲスト>
村田三郎さん(阪南中央病院/ 医師、本作出演)、平形則安さん(製作)※リモート出演
下澤陽子さん(東京から兵庫への避難者)

https://www.theater-seven.com/ev/ev_s230304.html?fbclid=IwAR1NtWjQCjH9O07IOAnmKUq9p4zCK9p5AFqvro9mbun2sLhVRhVn9zHcJ1Y

主催:シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F
協力:東日本大震災遊者の会Thanks&Drm(サンドリ)、311特集上映実行委員会

2023年3月4日(土)・3月18日(土)【特集上映&避難者トーク】3.11を改めて考える~原発問題を中心に~第7回:核被害に向き合い、多角的な視点で考え、広くつながる~海外に学ぶ @シアターセブン(大阪・十三)

【特集上映&避難者トーク】3.11を改めて考える~原発問題を中心に~第7回:核被害に向き合い、多角的な視点で考え、広くつながる~海外に学ぶ @シアターセブン(大阪・十三)
(詳細はコチラ)
 ↓ ↓ ↓
https://www.theater-seven.com/ev/ev_s230304.html?fbclid=IwAR1NtWjQCjH9O07IOAnmKUq9p4zCK9p5AFqvro9mbun2sLhVRhVn9zHcJ1Y

主催:シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F
協力:東日本大震災遊者の会Thanks&Drm(サンドリ)、311特集上映実行委員会

20230304と0318.jpg

2023年3月4日(土)10:30〜【特集上映&避難者トーク】3.11を改めて考える~原発問題を中心に~第7回:核被害に向き合い、多角的な視点で考え、広くつながる~海外に学ぶ 『核分裂過程』@シアターセブン(大阪・十三)

20230304と0318.jpg

🎥3/4(土)10:30
海外に学ぶ
『核分裂過程』
<トークゲスト>
小林茂樹さん、大木有子さん(KO-OK小林大木企画)※リモート出演
森松明希子さん(郡山市から大阪へ母子避難)

https://www.theater-seven.com/ev/ev_s230304.html?fbclid=IwAR1NtWjQCjH9O07IOAnmKUq9p4zCK9p5AFqvro9mbun2sLhVRhVn9zHcJ1Y

主催:シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F
協力:東日本大震災遊者の会Thanks&Drm(サンドリ)、311特集上映実行委員会

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東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)とは、
避難者が主体的に活動し、 お支え下さる方々へ感謝することを忘れず、 避難者の「今」を真摯にお伝えすることによって 社会貢献につながる活動を自発的・能動的に行う3.11避難当事者団体です。 参加メンバー随時募集中(^^) sandori2014@gmail.com

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