Entries
【朝日新聞】「少数派だからこそ声を 原発事故で避難生活送る森松さん」で東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表をご紹介して頂きました!(2020年12月20日朝日新聞デジタル)

朝日新聞デジタルで東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表の森松明希子が紹介されました❣
少数派だからこそ声を 原発事故で避難生活送る森松さん
(朝日新聞デジタルより)
目に見えないものとの戦いで平和な日常が突然奪われていく。「まるで原発事故後をなぞるようだ」。今年、新型コロナウイルスが感染拡大していく様子を目の当たりにしながら、そんな思いを強くした。
感染者や医療従事者らへの差別やいじめ。2011年3月の東京電力福島第一原発事故後に起きた、福島県の人たちへの心ない行為と重なって見える。「この国は何も変わっていないのではないか」
原発事故から2カ月後、当時3歳の長男、生まれたばかりの長女の被曝(ひばく)を避けたいと、当時住んでいた福島県郡山市からの避難を決めた。医師の夫を福島に残し、小学校から高校まで過ごした大阪市に母と子2人で避難した。
それから9年半たった。自身は大阪市内で事務職として働く。夫は月に1回、福島から夜行バスに乗って会いに来る。「まさかこれほど長い別居生活になるとは思わなかった」
幼い頃は父親と別れるたびに泣いた子どもたちも中学生と小学生になり、涙を見せなくなった。福島県内の放射線量は徐々に下がっているが、事故前の状態には戻っていない。「野球とサッカーに打ち込んでいる子どもたちを、何の心配もなく外で活動させられる状況ではない」
住んでいた郡山市は福島第一原発から60キロ離れており、強制的に避難を求められる区域でもなかったため、避難せずに住み続けている人の方が多数だ。自分なりの選択で避難を決めたとたん、社会の「少数派」になった。「本当は誰にでも起こりうる。少数派だからこそ、多数派以上に声を上げていかなければ」との思いに揺らぎはない。
「放射能から逃れ健康を享受することは、基本的原則です」。18年3月19日、スイス・ジュネーブの国連人権理事会に赴いて意見を述べた。持ち時間は2分。原発事故による被害者をもう一人も出したくないという思いを英語で訴えた。
同年7月には、参議院特別委員会に参考人招致された。仕事の合間を縫い、東京電力や国に損害賠償を求める集団訴訟の関西原告団代表を務める一方、体験を少しでも伝えたいと講演活動を続ける。
来年3月で原発事故から10年がたつ。「私たち家族だけでなく、多くの人がまだ各地で避難を続けている。原子力災害による被害を『なかったこと』にされたくない」(白木琢歩)
◇
もりまつ・あきこ 1973年、兵庫県伊丹市生まれ。東日本大震災避難者の会Thanks&Dream(サンドリ)主宰。原発賠償関西訴訟の原告団代表も務める。来年1月に著書「災害からの命の守り方 私が避難できたわけ」(文芸社)が出版される。
【朝日新聞】「少数派だからこそ声を 原発事故で避難生活送る森松さん」(2020年12月20日朝日朝刊・大阪版)

朝日新聞の人物紹介で東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表の森松明希子が紹介されました❣
少数派だからこそ声を 原発事故で避難生活送る森松さん
(朝日新聞デジタルより)
目に見えないものとの戦いで平和な日常が突然奪われていく。「まるで原発事故後をなぞるようだ」。今年、新型コロナウイルスが感染拡大していく様子を目の当たりにしながら、そんな思いを強くした。
感染者や医療従事者らへの差別やいじめ。2011年3月の東京電力福島第一原発事故後に起きた、福島県の人たちへの心ない行為と重なって見える。「この国は何も変わっていないのではないか」
原発事故から2カ月後、当時3歳の長男、生まれたばかりの長女の被曝(ひばく)を避けたいと、当時住んでいた福島県郡山市からの避難を決めた。医師の夫を福島に残し、小学校から高校まで過ごした大阪市に母と子2人で避難した。
それから9年半たった。自身は大阪市内で事務職として働く。夫は月に1回、福島から夜行バスに乗って会いに来る。「まさかこれほど長い別居生活になるとは思わなかった」
幼い頃は父親と別れるたびに泣いた子どもたちも中学生と小学生になり、涙を見せなくなった。福島県内の放射線量は徐々に下がっているが、事故前の状態には戻っていない。「野球とサッカーに打ち込んでいる子どもたちを、何の心配もなく外で活動させられる状況ではない」
住んでいた郡山市は福島第一原発から60キロ離れており、強制的に避難を求められる区域でもなかったため、避難せずに住み続けている人の方が多数だ。自分なりの選択で避難を決めたとたん、社会の「少数派」になった。「本当は誰にでも起こりうる。少数派だからこそ、多数派以上に声を上げていかなければ」との思いに揺らぎはない。
「放射能から逃れ健康を享受することは、基本的原則です」。18年3月19日、スイス・ジュネーブの国連人権理事会に赴いて意見を述べた。持ち時間は2分。原発事故による被害者をもう一人も出したくないという思いを英語で訴えた。
同年7月には、参議院特別委員会に参考人招致された。仕事の合間を縫い、東京電力や国に損害賠償を求める集団訴訟の関西原告団代表を務める一方、体験を少しでも伝えたいと講演活動を続ける。
来年3月で原発事故から10年がたつ。「私たち家族だけでなく、多くの人がまだ各地で避難を続けている。原子力災害による被害を『なかったこと』にされたくない」(白木琢歩)
◇
もりまつ・あきこ 1973年、兵庫県伊丹市生まれ。東日本大震災避難者の会Thanks&Dream(サンドリ)主宰。原発賠償関西訴訟の原告団代表も務める。来年1月に著書「災害からの命の守り方 私が避難できたわけ」(文芸社)が出版される。
2020年12月17日(木)3.11避難者情報交換・意見交流会Cafe IMONIKAI@大阪市立社会福祉センターのご案内

毎月大阪で、たとえ参加者が少なくても、
必要としている避難者がいる限り、
細く長く必要な形でつづけています。
2012年夏~毎月1回、一日お部屋を開放し、
自由に避難者が集える「場」を参加者みんなで作ります。
過去の交流会の様子はコチラ
サンドリメンバーも、
毎回、一度も欠かさず通っている避難者たちがいます。
とても自由な雰囲気で、
避難者が震災のこと、避難のこと・・・
本当の思いを各々自由に話せる
3.11避難当事者がホッとできる素敵な「場所」です。
初めての方も安心してご参加下さい。
何も話さなくても、聞くだけの方もおられます。
色々な情報も得られますし、また、避難者の思いも、
ご支援の方々に伝えることも出来ますし、
本当にオススメ出来る交流会の一つです。
ご都合のつく方は是非ご参加ください。
【避難者交流会Cafe IMONIKAIのご案内】
日 時:2020年12月17日(木)
10:30~15:00頃
(途中からの参加、途中退室も可能です)
※飲み物は各自でご用意ください。
お昼をまたぐ方は、昼食も各自でご用意ください。
場 所:大阪市立社会福祉センター
(地下鉄「谷町九丁目」駅、近鉄「大阪上本町」駅11番出口)
参加費:無 料
差し入れ大歓迎♪
参加対象者:3.11避難者&3.11避難者に心をお寄せくださる方ならどなたでも大歓迎☆
お申込み: 特に不要です。
《ご参加の際の注意点とお願い》
(1)当日はご自宅で検温の上、風邪の症状(37.5度以上の発熱、喉の痛み、咳、強い倦怠感)や味覚嗅覚障害などがあれば、参加をお控えください。
(2)入室する際には事前の手洗いや消毒をお願い致します(入口に消毒用のジェルを置いておきますのでお使いください)。
(3)マスク着用をお願い申し上げます。
(4)発声等による飛沫感染防止のため、座席の配置はできるだけ間隔を空けるようにお願い致します。
(5)万が一、感染者が発生した場合に備えて、リストに参加者の皆さまのお名前、及びご連絡先(メールアドレス、お電話番号)をご記入いただきます。
(6)皆さまからの差し入れは本当にありがたく、お心遣いにいつも感謝しております。ただ感染予防のため、今回は大皿での食べ物のシェアを避けたいと思います。差し入れして下さる場合は、個別包装のものをお願いできれば嬉しいです。
今後の予定: 2021年1月は会場が工事予定のためお休み、2月17日(水)、3月17日(水)、4月22日(木)
お問合せ:sandori2014@gmail.com
サンドリ【3.11避難者交流カフェイモニカイ】係
主 催:東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream (略称:サンドリ)
協 力:大阪市ボランティア・市民活動センター(大阪市社会福祉協議会)
2017年4月から、サンドリが主催を引き継ぐこととなりました。
カフェイモニカイは7年くらい続いていますが、
いまだに芋煮がふるまわれると思われている人々に遭遇しますが・・・
「芋煮」は出てきません(;^_^
3.11東日本大震災および福島原発事故避難者の「居場所」です。
タブー一切なし、何でも話して大丈夫です。
話すこと、会話することで、つながることで、
見えてくること、困りごとの解決への糸口も見つかったりするなど色々・・・
当日お目にかかれる皆さま方、応援くださる皆さま方、
どうぞよろしくお願いしますm(__)m
参加者全員が3.11避難者のために出来るボランティア参加です(^^)
主に、初めて参加の方や避難してきて間もない方へ、
先に避難してきて参考になったことなど、
避難者にとってのお役立ち情報などの提供など、
出来る範囲で背伸びせず、出来る事を担ってただけましたらと思っています。
☆3.11避難者の皆さまへ☆
何かお手伝い出来る事はないかしら?
避難してきた自分に出来ることはないかしら?
支援頂いた9年間に感謝して今度は自分にできる社会へのご恩返しはないかしら?
とお考えの避難者の皆さん、
是非、お手伝い参加のご協力、お願いいたします。
参加しながら、徐々にお手伝い参加ということも可能です。
(というより、ほぼ、参加者と変わりないような参加の形態ですので、
特別難しいことは何もありません。)
当日は、サンドリメンバーがいますので、
お気軽にお声がけください(^^)


【訴訟学習会のご案内】2020年12月12日(土) 14時~15時30分 映像作品『ふつうの暮らしを取り戻したい』から考える原発賠償訴訟@ZOOM(リモート/無料)

原発賠償関西訴訟のオフィシャル応援団・KANSAIサポーターズからの訴訟学習会のお知らせです!
この機会に、ぜひ、原発賠償関西訴訟の応援をよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
………… 訴訟学習会のご案内…………
KANSAIサポーターズでは、毎月第3土曜日に訴訟学習会を開催しています。
このところ、コロナ禍のためZoomを使ってオンラインで開催しています。
12月は第3土曜日に大阪弁護士会主催の『おおさか人権フェスタ』があるため、第2週にずらしての開催になります。
関西大学社会学部メディア専攻の学生さんが昨年、関西訴訟を中心に取材を重ね、映像作品『ふつうの暮らしを取り戻したい』を製作しました。今年2月の裁判期日が始まる前にも上映会をして、弁護団からも好評を得ましたが、その後も編集を重ね、最終版が完成しました。
今回はその映像を鑑賞し、原発事故の損害についてや、この裁判をどう発信していくか、などについてみなさんと考えていきたいと思います。
■今回のテーマ■
映像作品『ふつうの暮らしを取り戻したい』から考える原発賠償訴訟
■日時■
2020年12月12日(土)
14時~15時30分
※この後、関西訴訟原告・弁護士・支援者による情報交流会があります。
学習会だけのご参加も歓迎です。
■Zoom参加ご希望の方■
kansaisapo@gmail.com
上記アドレス宛に、
件名:◆12月12日訴訟学習会参加希望◆
メールアドレス、氏名、所属団体等(あれば)をご記入の上、お申込みください。
折り返し、ZoomミーティングID,パスワードをお知らせします。
(原発賠償関西訴訟の応援団・KANSAIサポーターズのMLより引用ここまで)
【出版のごあいさつ】『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』森松明希子・著(文芸社)

東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表の森松明希子が
新著『災害からの命の守り方ー私が避難できたわけー』(文芸社)を出版致しました。
文芸社:https://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-21793-2.jsp
平日9:30~18:30通話無料 0120-03-1148
本人よりご挨拶です。
【出版のごあいさつ】
ともに歩んでくださるすべての皆さまへ
いつも原子力惨禍の被害者・避難者のために心を砕きお支えくださり、ありがとうございます。
このたび拙著『災害からの命の守り方~私が避難できたわけ~』を東京の文芸社より 上梓いたしました。
3.11東日本大震災および東京電力福島原発事故を契機に、福島県から大阪府方へ子どもたちを連れ避難を続けている私ですが、
その時時で必要な皆さまからのお支えと、
声を上げる手助けをいただいたからこそ、
原子力惨禍の被災者の声を、
この10年間、間断なく伝え続けることができました。
そしてこの度は、このように1冊の本にまとめることができましたのも、多くの皆さまのご厚意とサポートがあったからこそであって、私一人の力では決してございません。
出版に至るまでに惜しみないご協力をいただきました皆様方はもちろんのこと、これまでつながり、支え続けてくださった皆様方には筆舌に尽くしがたい感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
お手にとってご一読を頂けましたら大変ありがたく存じます。
また、ご一読くださり、忌憚のないご意見やご感想などを頂けましたら幸いにございます。
2011年3月11日に起きた東日本大震災およびその直後に発災した福島原子力惨禍から、もうすぐ丸10年となります。
前著『母子避難、心の軌跡』(かもがわ出版・2013 年)では書ききれなかった3.11当時の思いや、発災直後の様子、様々な葛藤も含め、国と東京電力を被告とする民事集団訴訟(国家賠償請求訴訟)に取り組む意義など、原発国内避難当事者としての視点から、個人の尊厳(日本国憲法第13条)と基本的人権の尊重をベースに書き記しました。
世界中がコロナ禍の今、2020年は、3.11からの10年間をまるでトレースしているかの ように感じています。
目に見えない命に関わる脅威と対峙するとき、何を最も大切にしなければならないのかがより鮮明に私たちには突きつけられているように感じています。
「人の命や健康よりも大切で守らなければならないものはあるのでしょうか」、という問いかけは、自分自身も含めて全ての人と共有したい問いかけであると思っています。
「生きてこそ」、そして「個人の尊厳」が守られることの重要性と「平和のうちに生存する権利」を 手放したくないという強い思いをもって、これからも一歩ずつ歩んで参りたいと思います。
「放射線被ばくから免れ健康を享受する権利」を基本的人権として確立し、「無用な被ばくを避ける権利」(「避難の権利」)を福島原子力惨禍からの教訓として確立できますよう、
これからも行動出来ることは思い残すことなく行動して参りたいと存じます。
皆様方のより一層のご助言、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表
原発賠償関西訴訟原告団代表
原発被害者訴訟原告団全国連絡会共同代表
福島県郡山市→大阪市に2児を連れて母子避難中
東電福島原発事故による国内避難民(IDP)
森松明希子
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2785136011741884&id=100007365376700

2020年12月10日(木)原発賠償ひょうご訴訟@神戸地裁

お待たせしました、ぽかぽか通信33号、発行します。
ぽかぽかサポートチームさんの投稿 2020年11月15日日曜日
次回の期日は12月10日(木)です。
前回の9月の期日と同様に、WEB参加も併用します。
傍聴にはたくさん来ていただきたいところではありますが、
最近の新形コロナの感染状況を見ると、難し...
(ぽかぽか★サポートチームFacebookより)