東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream (サンドリと呼ばれてます)

2015年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年04月

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『原発と大津波 警告 を葬った人々』(岩波新書)の添田孝史さん講演会@兵庫弁護士会館

【 原発と大津波 ~津波の予見可能性 添 田 孝 史 氏講演会】

講師 添 田 孝 史 氏

東電福島原発事故から 4 年が過ぎました。
しかし,いまだに事 実の全貌は明らかになっていません。
全国各地で訴訟が提起され,この兵庫の地でも,
被害者たち の尊厳とつつましい生活を取り戻すため,
原発賠償請求訴訟に 取り組んでいます。

争点のひとつは国・東電が津波による全電 源喪失を予見できたかどうかです。

添田孝史さんは,科学記者として以前から原発の危うさを鋭く 指摘し,
事故後は国会事故調査委員会の協力調査員として津 波分野の当調査を担当されました。
昨秋,『原発と大津波 警告 を葬った人々』(岩波新書)を発刊し,
そこには関係者らが津波 を予見していた事実が克明に記録されています。

誰が津波の警告を葬ったのか?
津波は本当に「予見できなかった」のか?
どうしてこのような惨事が発生したのか?

綿密な調査・取材を基に,事実の核心に迫ります。

■日時 平成27年(2015)年4月2日(木) 午後6時~午後8時

■場所 兵庫県弁護士会館 4階講堂
   (神戸市中央区橘通1-4-3)
   JR神戸駅・高速神戸駅下車徒歩 5 分

■参加無料・予約不要

■講師 添田孝史(そえだ たかし)さん
  サイエンスライター。元・朝日新聞科学部記者。
  国会事故調査委員会の協力調査員。
  
  著書;『原発と大津波 警告を葬った人々』(岩波新書),
     『津波は本当に「予見でき なかった」のか』(「世界」2014年1月増刊)他
 
   ◇ TwitterID ; @sayawudon

   ◇ブログ; http://media-risk.cocolog-nifty.com/

◇原発と大津波 資料と補足 → http://soeda221.wix.com/tsunami

※問い合せ先 兵庫県弁護士会 電話078(341)7061



ひょうご訴訟のサポーターさんからのお知らせです。
保育の申し込み締切日は3月27日(金)までです。
お問い合わせ下さい。

| まなび隊 | 00:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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Akiko Morimatsu Speech for the UN Disaster Prevention Convention (A Summary)国連防災世界会議における森松明希子スピーチ (要約)

Akiko Morimatsu Speech for the UN Disaster Prevention Convention
A Summary


1. My personal gratitude for the support from the world community.
2. An apology to the world community for the fact that Japan’s nuclear power plants have contaminated the ocean, the air, and lands which are, without boundaries, connected throughout the world. The pollution has never been under control.
3. Many people have evacuated the radiation-contaminated areas and are still evacuating now.
*Many cases of “mother-and-child-only evacuation” “boshi-hinan” have been made while husbands stay in Fukushima (or other contaminated area) to keep their jobs.
4. The Japanese government has not taken advantage of either the gist or the principle itself of the Article 2 of the Principle 4 of the UN “Guiding Principles on Internal Displacement”.
5. The Japanese government has objected and rejected the UN Special Rapporteur Anand Grover's recommendations.
6. The Japanese government has not learned the lessons from the social protection of victims in the Chernobyl nuclear accident. Rights pertaining to human life and health have been continuously violated since 3.11.
7. What can we do to protect lives, health and our children’s future?
*Without evacuating from nuclear contaminated areas or ensured regular recuperation opportunities, we cannot follow the 24th article of the Convention of the Rights of the Child, “the right to enjoy the highest level of health reachable,” which Japan has ratified.
8. The Preamble of the Japanese Constitution declares “the right to live free from fear and deprivation and to live in peace" (right to peaceful life)
9. We cannot make any more "Hibakusha" if we have learned the lessons from Hiroshima, Nagasaki and Fukushima.
10. The right to enjoy a healthy life freed from radiation exposure is a basic human right.
11. We need help from the world community to help all the victims and evacuees of nuclear accident disasters. Please take action and tell the Japanese government to act in compliance with international laws, and respect the guiding principles and recommendations of the United Nations.
Please help us protect the people, especially the children, in Fukushima and East Japan from radiation exposure.

Thank you very much.

Akiko Morimatsu
‘Thanks & Dream’
The Great East Japan Earthquake Disaster Evacuees Association http://sandori2014.blog.fc2.com/
Email: sandori2014@gmail.com

Reference:
UN “Guiding Principles on Internal Displacement” (1998)
http://www.seikei.ac.jp/university/bungaku/teachers/20101201-2.pdf
UN Report of the Special Rapporteur Anand Grover (2013)
http://www.foejapan.org/energy/news/pdf/130703.pdf
“Convention on the Rights of the Child” (1989)
http://www.unicef.org/crc/


国連防災世界会議における森松明希子スピーチ
(要約)

1.世界の皆さんの支援に感謝します。

2.世界の人々に謝罪します。(日本の原子力発電所が世界とつながる海、空気、陸地を汚染してしまったこと、アンダー・コントロールはされてない。)

3.多くの日本に住む人々が汚染地から放射線を避けて避難を続けている現状がある。
子どもを守る為の母子だけの避難者が現在も多数存在する。

4.日本政府は、国連「国内強制移動に関する指導原則」の原則4第2項の趣旨、および同原則を積極的に活用していない。

5.日本政府は、国連特別報告者アナンド・グローバー氏の勧告に反論し、受け入れを拒否している。

6.日本政府は,チェルノブイリ原発事故における被害者の社会的保護を教訓にしていない。人の命や健康に係る権利が3.11以降侵害され続けている。

7.私は命や健康、そして子どもたちの未来を守りたい。
放射能汚染地域から避難の権利、もしくは定期的な保養の権利を保障しなければ、日本が批准している「子どもの権利条約」第24条の「到達可能な最高水準の健康を享受する」権利も護ることができない。

8.日本国憲法前文「恐怖と欠乏から免れ平和のうちに生存する権利」(平和的生存権)

9.広島・長崎・福島を教訓にするならこれ以上の「ヒバクシャ」をつくってはならない。

10.放射線被曝から免れ健康を享受する権利は基本的人権です。

11.全世界の皆さん、放射能災害の全ての被害者と避難者を助けてください。
日本政府に対し,国際法を遵守し、国連の指導原則や勧告を尊重するように働きかけてください。 
世界の皆さん、どうか助けて下さい。福島と東日本の人々、特に子どもたちを被曝から守ってください。

ご清聴、ありがとうございました。
                               以上
森松明希子
東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream
http://sandori2014.blog.fc2.com/
Email: sandori2014@gmail.com

参照:
国連「国内強制移動に関する指導原則」(1998)
http://www.seikei.ac.jp/university/bungaku/teachers/20101201-2.pdf
国連特別報告者アナンド・グローバー報告書(2013)
http://www.foejapan.org/energy/news/pdf/130703.pdf
「 国連グローバー勧告」(HumanRightsNow編,2014)
http://www.godo-shuppan.co.jp/products/detail.php?product_id=444
「 こどもの権利条約」 (1989)
http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_rig.html
「 チェルノブイリ原発事故被災者の状況とその社会的保護に関するウクライナ国法」
http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/cherno16.pdf/$File/cherno16.pdf

| 避難者の「声」をとどけ隊 | 23:55 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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国連防災世界会議のパブリックフォーラムでスピーチをしてきました。

国連防災世界会議のパブリックフォーラム
「ココから世界へ~被災地女性の声を届ける~」
from HERE to the World ; Delivering the Voice of Women in Disaster Area で、
英語と日本語を織り交ぜスピーチさせて頂きました。

東日本大震災避難者の会 Thanks & Dreamの代表として、
また、災害避難当事者として発言の機会を与えて下さいました
全ての方々に心から感謝申し上げます。
世界中の皆様にお伝えできる貴重な機会を設けて下さいまして
本当にありがとうございました。

スピーチ全文(英語/日本語)はコチラ(只今、作業中です。見苦しい点、ご容赦ください。)

スピーチ要約(英語/日本語)はコチラ(只今、作業中です。見苦しい点、ご容赦ください。)

当日のスピーチ内容(資料)はコチラ
(全文プリントアウト可能です。)

仙台資料1 表紙 タイトル
3月15日国連防災世界会議パブリックフォーラム
3月15日国連防災世界会議パブリックフォーラムうら

| おはなし隊 | 23:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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避難・移住者がつくる第3回京都公聴会

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原発事故から4年 私たちを追い出さないで!
今すぐ避難住宅の長期延長を!

避難・移住者がつくる第3回京都公聴会

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◆日 時  3月22日(日)13:00開場・13:30開会

◆場 所  きらっ都プラザ(京都産業会館)2階・第3会議室

◆参加費  避難者無料・一般1,000円

◆内 容

 講演「原発避難の住まいの課題」(仮題)
 津久井進弁護士(原発事故被災者支援兵庫弁護団)

 報告「東京での避難用住宅の長期延長を求める取り組み」(仮題)
 鴨下祐也さん(ひなん生活をまもる会代表・原発賠償東京訴訟原告団長)

 京都への避難者からの訴え
 国・自治体への要請書の討議・確認

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福島第一原発事故から4年がたちますが、いまだ収束の目途すら立っていませ
ん。原発から放出された放射性物質は、福島県はもとより東日本一帯に深刻な
汚染をもたらし、多くの国民が被ばくの危険にさらされています。

こうしたなか、国と福島県は、年間20ミリシーベルト以下の地域への住民帰還
を進め、広域避難者への住宅提供期間を2016年3月末まで(京都府・市は入居後
5年)と区切っています。さらに、国土交通省は、避難者むけ公営住宅の優先入
居制度を開始しましたが、これまで無償提供してきた住宅を有料化するもので
あり、家賃負担ができない避難者は福島へと帰らざるを得なくなってしまいま
す。

 放射性セシウム137の半減期は30年と長く、命と健康を守るためには、
なお長期の避難が必要です。鳥取県は避難者の声に答え、避難用住宅を2019年
3月(最長8年)まで延長(2月3日朝日新聞デジタル)することを決めました。

 私たちは、国や福島県、京都府・市が、避難生活の基本である避難用住宅を
ただちに長期間延長することを求め、「避難移住者がつくる第3回京都公聴会」
を開催します。復興庁などの政府関係機関、京都府・市の関係部署、国会議員、
地方議員のみなさんにも参加を呼びかけています。みなさん、ぜひご参加くだ
さい。

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(共催)
うつくしま☆ふくしまin京都
原発賠償訴訟・京都原告団を支援する会
放射能健康診断100万人署名運動推進京都実行委員会

(連絡先)
京都市伏見区両替町9丁目254北川コンサイスビル203号
電話090-8232-1664(奥森)/Fax075-622-9870

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| おはなし隊 | 00:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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4月11日(土) 大阪城公園でのお花見&バーベキュー@レオクラブさん主催 のご案内

梅田の展示会では大変御世話になりました。

本日は朝から展示会の撤収作業をします。
(10時〜12時頃予定)
サンドリメンバーのお子さんが一人お熱を出してしまって、
若干ピンチですが、頑張って後片付けがんばります!

そのあと1時から30分程度、
サンドリミーティング(兼サンドリ説明会)を開催しますので、
サンドリ活動にご興味、ご関心のある方は是非どうぞいらして下さい。


さて、
いつも避難して来た子どもたちに寄り添い支えて下さる
レオクラブの学生の皆様からの温かいご支援です。

大学生のフレッシュなみなさんが、
場所取りからバーベキューまで全部やってくださいます!
そして何と言っても、何十人もいて下さるお兄さん&お姉さんが、
マンツーマン以上の人数で、子どもたちと遊び続けて下さいます。

その間に、大人避難者は、沢山おしゃべり、交流、情報交換しましょう!
避難の方は、是非ふるってご参加ください。




東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream 御中

拝啓
 春色の候、いつも一方ならぬお力添えに預かり、誠にありがとうございます。
東日本大震災から4年経ちましたが、皆様におかれましては、まだまだ困難なことが多く存在していると存じます。我々レオクラブが皆様にさせていただけることというのは本当に微力なことであると存じておりますが、今後とも関わらせていただけるとありがたく思っています。
さて、昨年度にも開催させていただきました「お花見」を今年も開催させていただきたいと思っております。今年は西日本産の食材を用いてのBBQ(バーベキュー)もさせていただこうと考えている所存です。是非、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
敬具

   

日 時  2015年4月11日(土) 11:00 〜 15:00
      (集合時間 10:45)


会 場   大阪城公園
※集合場所は「大阪城公園前」駅下車すぐの広場


住 所 〒540-0002
     大阪府大阪市中央区大阪城
     TEL 06-6941-1144
       
持 ち 物  昼食(おにぎり等)・飲み物・レジャーシート

※雨天の場合は中止です。

参加希望をして下さる方は、
お子さんのお名前(ふりがな)とご年齢、性別を記載し、
以下のアドレスに宜しくお願い致します。

連絡先(野口)
Mail:nogurin0901@gmail.com

主催:レオクラブ
協力:東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream

| ささえ隊 | 08:36 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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東日本大震災4周年企画@梅田が無事終了しました。

3月4日から11日までの展示を無事に終えることができました~。

ご来場いただきました方々、本当にありがとうございました。

震災から4年を迎えるにあたって、関西に避難してきた避難者の今の思いを知ってほしい、
避難者の現状を多くの方に知ってもらうことを第一の目的にこの企画を考えました。

お陰様で、展示期間中は沢山の方に足を運んでいただきまして、
壁全面の沢山の展示物をご覧いただきいました。
また、直接、色々な方と会話をさせていただくことができました。
来場者数をカウントしていたのですが、
一度に多くの方がどどぉーと来てくださった時もあったので分からなくなりました(笑)

今回の展示はテレビや新聞の記事となり、それをきっかけに来てくださった方も多かったです。
ありがとうございます。

多くの避難者がいるこの関西で、
私達の展示できた避難者の声はほんの一部にすぎません。
今、関西にいる避難者は家庭など色々な事情の中、これからも避難を続けるか、帰るか、判断、決断をしていきます。
また、東日本から関西へこれから避難を考えてる方もいらっしゃることでしょう。
本来なら、避難者の声が減っていくのが理想ですが、
今の現状から、減ることはないように思えてなりません。

今まで支援してきてくださった方々への感謝を忘れず、
私達、避難者ができることをこれからも続けていきたいと思います。


最後に、今回の展示に沢山の方のご協力がありました。
本当にありがとうございましたm(__)m

DSC04623.jpg








| 【東日本大震災4周年企画】 | 14:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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「ふつうの暮らし 避難の権利 つかもう安心の未来」裁判@大阪地裁 第1回口頭弁論期日における原告の意見陳述

平成25年(ワ)第9521号
大阪地方裁判所第22民事部合議3係  御中

意見陳述書

平成26年9月18日


                       原告番号1番
                         森 松 明希子

1.「20年後のあなたへ」

 ここに一通の手紙があります。
 2013年3月11日、
東日本大震災から2年が経過した日、
私は、子どもたちに手紙を書きました。
 「20年後のあなたへ」です。
 私の子どもたちが大人になった時に読むことを想定して書きました。
 避難当時は、ゼロ歳だった娘と3歳だった息子に宛てた手紙です。

愛する子どもたちへ
(抜粋して朗読)
 生きていてくれてありがとう。
 私の愛するあなたたちが健康で健やかに成長し、
今、20代の輝く未来に夢をふくらませている青年になっているとしたら、
私は母として、本当に嬉しく思い、
ただひたすら安堵の胸をなでおろさずにはいられません。

どうか、「生きている」ことの意味を深く考え、
「生かされている」ことに気づき感謝をしてください。

 わたしはあの日、2011年の3月11日をさかいに、
「生きる」ということの本当の意味を深く考えるようになりました。
あの日を経験して、ただ生きている、それだけで充分だし、
ただそれだけで感謝すべきことだと改めて気付かされたのです。

 それまでは、あなたたちふたりが健康で生まれてくれたことを喜びはしたものの、
そのことに感謝することを忘れ、
もっとこうなってほしいだとかああなってほしいだとか、
ただ単純に元気で生きていてくれることがどれだけ素晴らしいことなのかを
すっかり見失っていたような気がします。
 
 わたしたち家族は、同じ屋根の下に住む途を選ばずに、
家族が別々に暮らすという選択をしました。
 当時3歳で、物心がついているあなたには
相当の精神的ストレスを与えたことでしょう。
生まれて半年も経っていないあなたには、
もしかしたら家族のかたちが何なのか、
生まれながらにしてわからないままに育っていたのかもしれません。
 
 家族が不仲でもないのに二軒の家にバラバラに住むというのは変かもしれません。
 でも、一般論を振りかざして家族一緒に住むべきだといういう人がいたとしても、
あの震災があった午後2時46分、
家族バラバラでそれぞれの生死がわからなくて
再会できるまではお互いの死をも覚悟した経験はないのです。
その後、食料や飲水をどうやって一家四人分確保し、
分けあって生き延びるかという極めてサバイバルな体験をしたわけではないのです。
放射性物質が出た水を飲む決断をする状況、
それが体に悪いと分かっていても飲むしかなかった経験はないのです。
 
 私たち夫婦も多分、あの避難所での一ヶ月を家族四人で共に体験し、
乗り越えていなければ、これほど長期にわたる母子避難生活を
続けることはできなかったかもしれません。
 地震直後にすぐに母子だけで福島から逃げおおせていたなら、
あなたたちの父親の仕事への情熱、使命感を理解することなく、
一般論や常識に従って、家族は一緒に住むべきだと主張し、
そのとおりにしたかもしれません。

 どうか「普通」ということばを簡単に使わないで下さい。
 何が普通なのか、普通はこうだ、とか、普通ならこうする、とか、
そういった「普通」には絶対に惑わされないで下さい。
 思慮深く自分の頭で考え、その時の状況を冷静に把握した上で、
自分の本当に信じるものに従って、
それが「正しい」と判断したのなら、
決めたら迷わず、信念を持って進んで下さい。
 前進する中で、もちろん困難な状況に陥ることもあります。
そんな時は、助けを求める勇気を持って下さい。
助けてくれる人は必ずいます。

 あなたたちと私は、そんな人々に支えられて「今」があるのです。
 だから、必要なときには必要な助けを求めて下さい。
助けを求めることは恥ずかしいことではないと思うのです。
必要なことを思いつく限りの言葉を駆使して伝える努力をするのです。
そうすれば必ず途は開けます。

 そして最後に、「感謝すること」を忘れない人生をこの先もずっと歩んでいって下さい。
それが、あの日、あの時をともに乗り越えた母が、
愛する私の子どもたちに今一番伝えたい、たった一つのことなのです。

2.この裁判の原告になると決意したこと

 今、なお続く避難生活は、経済的にも精神的にも本当に大変です。
でも、何が一番辛いか。
「避難する」という行為が、あたりまえのこととして認められていないことです。

 そもそも、自分自身が裁判に出るなんて思ってもいませんでした。
「誰か」がやってくれると思っていました。
私は幼児を抱えて這々の体で避難してきたのだもの、
誰か余裕のある人が声を上げてくれるはず、
国の「知らせない、調べない、助けない」という過ちを訴えてくれるはずと
思っていました。

 しかし、違うのです。みんな大変な思いをして避難してきた人ばかりなのです。
「誰か」は誰でもない避難してきた当事者自身なのです。
当事者の声は切実です。
想像や憶測ではない現実です。
当事者がまず声を上げないといけないと思うに至りました。
 だから私は原告になる決意をしました。

3.子どもたちの被害

 わが家は、福島県郡山市にとどまっている医師である夫、
大阪に避難している2人の子どもたち、そして私の4人が原告になりました。

なぜ、子どもたちまで裁判させるのか。
それは、この事故の一番の被害者は、誰でもない子どもたちだからです。
私たち大人が容認した原子力発電所の事故により、
健康面でも経済面でも、精神的にも物理的にも、
あらゆるしわ寄せが子どもたちにきています。
 私は、抑圧された避難所生活に耐えかねて子どもたちを屋外に出してしまいました。
事故直後の最も放射線量が高かった頃、子どもたちを雨風に当ててしまいました。
いやがる子どもたちにマスクを強要することはできませんでした。
放射能汚染状況を知らされないまま不用意に子どもたちを被曝させてしまったのです
 知らなかった、いえ、知らされなかったとはいえ、
私は一生の不覚だと思っています。

 悔やんでも悔やみきれるものではありません。
 もしかしたら、子どもたちに健康被害がでるかもしれない、
いえ、もう出ているかもしれないという不安と恐怖です。
私が生きている限り、将来にわたって向き合っていかなければならない不安と恐怖があります。

 事故から2ヶ月経ってようやく関西に母子避難できました。
低線量被曝から子どもたちを守るためです。
しかし、医師である夫は、患者を放置することはできず福島に留まりました。

子どもたちは父母の意思に反して父親から分離されています。
束の間の父と子の面会も、会った瞬間から別れの時までのカウントダウンが始まります。
避難してきた時、息子は3歳でした。
大好きな父親と引き離されてどれほど精神的ダメージを受けるのか気を揉んだのですが、
別れ際は「バイバイ、また来てね」と意外と明るく乗り越えていました。
しかし、震災から2年を向かえる3月10日の日曜日、家族全員で過ごした夜、
いつもの別れの時間がやってきました。
5歳になっていた息子は、その夜初めて、父親との別れ際に号泣しました。

 母子避難は、子どもの命を守るための苦渋の選択です。
「避難をしたからもう終わり」ではなく、
毎日が「避難を続ける」という決断の連続なのです。

 2013年7月、避難してきて丸2年が経ちました。
私の子どもたちにも、ようやく福島県民健康調査として甲状腺のエコー検査を受ける順番が回ってきました。
私たちは、最も線量が高かった時期に何も知らずに福島にとどまっていました。
大丈夫かどうか、異常が出やしないか、検査を受けること自体相当の覚悟が入ります。
一刻も早く結果は知りたい、いや知って受け止めることは恐ろしい・・・
そんな気持ちです。
約1ヶ月後に検査結果が届きました。
私は怖くて、一人では検査通知を開封することはできませんでした。
夫の来阪日まで、ずっと開けられずにいたのです。
結果は、息子はA1、娘はA2の判定でした。

 A2というのは、5ミリ以下の結節が1個見つかったということでした。
説明には「結節は現在の状態から判断して。すぐに変化するものではないと考えます。
時間の経過とともに、少しずつ大きさや数が変わることがありますので、
次回の検査も必ず受診してください」とだけありました。
次の検査は2年後といいます。
 私は、2年待たずに、2014年3月に、大阪の医療機関で、甲状腺のエコー検査を受けさせました。
結果、8ヶ月前にA1だった息子にも5ミリ以下の結節が発見され、A2ということになりました。
 A2くらいは普通だよと言われても、A1でなければ不安は頭をよぎるし、今A2でも半年後は分からない、
その不安と一生闘い続けていかなければなりません。

 憲法の前文には「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」と書かれています。
私は、3.11以降、放射線被曝の恐怖から免かれ、平和のうちに生存していると思えたことは一度もありません。
 あの日福島の空気を吸い、福島の水を飲んだ私が背負う十字架はあまりに重いのです。


4.この裁判で訴えたいこと

 大阪市内の中学校で全校生徒に、避難体験をお話しする機会をいただきました。
私は、震災当日のことから、福島での生活の様子、放射能汚染による健康被害から身を守るための行動、
その最たるものが家族バラバラにはなるけど「母子避難」という選択であったことなどを、
できる限り具体的に、包み隠さずお話ししました。
全校生徒300人から感想文を送ってもらいました。
ほとんどの生徒が、私の話を自分に置き換えて聞いてくれていたことがよくわかりました。
 「もし自分だったら・・・・」
「自分には同じ年の弟がいるけど、今なおお父さんと離れて暮らすなんてあまりに辛すぎる」
「自分にも小学生の頃、父親の仕事の都合で離れて暮らした時期があるけれども・・・」
「中学生の自分でもだんだん暑くなっていく時期に長袖長ズボンは耐えられない、ましてやマスクだなんて」
「放射能から身を守るために、自分が親だったら同じことができるだろうか・・・・」。

私の子どもは幼すぎて自分の気持ちや我慢を言葉では上手く表現できませんが、
中学生の皆さんが、わが子の立場に立ってその気持ちを伝えてくれました。
また、今なお被曝にさらされている福島にとどまる子を案じ、
私のこどもたちの健康を心の底から心配する言葉が、そこには綴られていました。
あたりまえの暮らしがどれほど大切かを感じ取ってくれていたのです。

 そのときに思いました。
低線量被曝から健康を守るために避難するという選択は、
中学生でも子どもでも分かる単純なことなのかもしれない、
中学生でも分かる話なんだもの、裁判官が分からないはずはない、と。

 私の子どもだけでなく、この子たちの未来も奪ってはいけません。
そのためにもきちんと声を上げて、
ひとたび原子力発電所が事故を起こしたら、
人々の日常が奪われること、深刻な健康被害のおそれと一生涯向き合っていかなければならないという事実を、
世の中にきちんと伝える使命があると思っています。
 
 裁判では、「知らせない、調べない、そして助けない」ということが
どれほど人権を蹂躙していることなのかをきちんと判断してもらいたいと思います。
 その思いを胸に、私はこの裁判に臨みます。

 裁判長、
人の命や健康よりも大切にされなければならないものは
あるのでしょうか?

私は、放射線被曝から免れ、
命を守る行為が原則であると考えます。


以上


最後の二文は、
提出した意見陳述書には記載がありませんでしたが、
裁判官のお顔を見て、
どうしても言わなければ、伝えなければ、という思いから、
付け加えて陳述しました。

※この意見陳述を是非日本国中にシェアして下さい。

※日本だけでなく、全世界に届きますように・・・
(意見陳述書の転記・転載は大歓迎です!)

ピンクチラシ 切り抜き


【サンドリ・裁判所に「声」を届け隊】よりお願い

裁判所で実際に弁論、意見陳述等で発言された方は、
是非、原稿、発言内容をお知らせ下さい。

是非とも避難者の「声」を裁判所だけでなく、
広く、一般の方々にも「伝えて」欲しいと思います。

東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream 
        【裁判所に「声」を届け隊】一同

連絡先  sandori2014@gmail.com


| 【裁判所に「声」を届け隊】 | 23:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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3月10日(火)NHK大阪テレビのニュース

本日もご来場下さいました皆様、
寄り添い、支え、応援して下さる皆様、
本当にありがとうございます。

NHK大阪のニュースでも1分強と少し長めに報道していただいています。
夕方、夜のNHKニュース報道も引き続きご覧下さい。
(下線部「NHK大阪のニュース」をクリックしてください。Webサイトでも観られます!)

展示会は明日3.11午後18時までです!
梅田近辺をお通りの際には、覗いてみて下さい。

現在も、避難者が交替で、展示番をしております。
明日も交替で、避難者が何とか「声」を届けたいと頑張っておりますので、
ひきつづき、応援・サポートをよろしくお願い申し上げます。

| ひろめ隊(メディア掲載・リンク等) | 17:19 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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東日本大震災4周年企画@梅田の様子がツイキャスに!!

今日も沢山の方に来場していただきありがとうございました!

展示の紹介をツイキャスにアップしてもらいましたので、
こちらをご覧ください→http://twitcasting.tv/c:aleidario/movie/149167956
撮影&アップしていただきました I先生、ありがとうございます!!



午後は避難者交流会をしております。
家族3人で来てくださった方もいます。
こういう機会があることで、避難者の繋がりのきっかけとなり、
避難者同士のお話しができたりします。



展示の様子を写真に撮りました!
DSC04585.jpg
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展示物で部屋の4面がすべて埋まっています。
避難者の声の写真を取り忘れてしまったので、
また、後日アップしたいと思います。

避難者の声に関しては、実際に展示している文章をじっくりお読みくださることをお勧めします。
是非是非、ご来場くださいませ!
残り2日間、最終日は11日です。

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第3回 国連防災世界会議パブリックフォーラムのご案内

第3回 国連防災世界会議パブリックフォーラム
http://www.bosai-sendai.jp/

「ココから世界へ~被災地女性の声を届ける~」
from HERE to the World ; Delivering the Voice of Women in Disaster Area
        
【日程】2015年3月15日(日)15:00~17:00
※14:45開場  ※申込み不要 参加無料
【会場】仙台市民会館 会議室5
    (仙台市青葉区桜ヶ岡公園4-1)
仙台市営バス仙台駅前29番のりばより「定禅寺通市役所経由交通局大学病院前行」で約10分「市民会館前」下車
(アクセス:http://www.bosai-sendai.jp/public_map.html

【趣旨】
多くの人の命を奪った東日本大震災から4年を迎えましたが、風化させてはいけない記憶です。

震災・避難時に、女性たちはどのような問題に直面したのか? 再生・復興には、どのような課題があるのか? 命を守るための防災・まちづくりに、女性の視点は取り入れられているのか? 被災地女性の体験・教訓・提言を通して、ジェンダー(社会的文化的に形成された性別)の視点で振り返ります。

阪神・淡路大震災から20年を迎える中、阪神・東北被災地の女性の声を通して、震災・復興における女性の課題を浮き彫りにし、未来を展望し、世界に向けて発信する場を創ります。

阪神・東北被災地の支援団体の協力・参加により、被災地女性のネットワークづくりにもつなげます。

【プログラム】
● PartⅠ:「Voice of Women from Disaster Area (被災地女性の声)」
(体験・教訓・提言に関するスピーチ+映像)(1時間)
講師:
・内海明美(「commons」代表)
・大塚博子(「海、みらい!」代表)
・森松明希子(「東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream」代表)

● 映像「被災地女性の記録」(10分)
NPOや事業を立ち上げた女性、高齢女性、シングルマザー……。気仙沼市、南三陸町、石巻市、登米市の女性が震災体験を語り出す。復興公営住宅建設・自宅再建の遅れ、雇用状況の悪化、防災集団移転に伴うコミュニティの分断、仮設店舗での営業など、先の見えない状況の中で、それぞれの今をつづる。
企画:西岡英子(トモニプロジェクト代表)
撮影協力:河崎清美(NPO法人とめタウンネット)
編集協力:長岡野亜(映像作家)

● PartⅡ:「ジェンダーの視点から復興・未来を考える」
(阪神・淡路大震災と東日本大震災の被災地の女性たちによるフロアを交え
たディスカッション)(50分)
ファシリテーター:西岡英子(トモニプロジェクト代表)
パネラー:
・正井礼子(「ウィメンズネット・こうべ」代表理事)
・大塚博子(「海、みらい!」代表)
森松明希子(「東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream」代表)
・内海明美(「commons」代表) 
                 
総合司会:向井美香(トモニプロジェクト副代表)

<協力団体>
・海、みらい!
東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream
・べこっこMaMa
・県外ひなん者交流会ひょうご「ぷらっとホーム」
・ウィメンズネット・こうべ
・東日本大震災・暮らしサポート隊(みちのくだんわ室)
・アジア女性自立プロジェクト(AWEP)
・淀川通信舎
・NPO法人とめタウンネット
・Yoko Chase,ph.D

<主催団体・問い合わせ先>トモニプロジェクト
TEL:090-9772-3589
Email:nishi-4521@hotmail.co.jp

3月15日国連防災世界会議パブリックフォーラム
3月15日国連防災世界会議パブリックフォーラムうら

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