東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream (サンドリと呼ばれてます)

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【報告】2014年5月21日「現代社会を読み解く」(今岡良子先生)@大阪大学 講演を聞いてくださった阪大生の皆さんのご感想

【おはなし隊・活動報告】です。

東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream代表の森松明希子氏が
大阪大学の学生さんたちに避難者の実情、「避難の権利」を求める裁判の意義等を
お話してきました。

法学部・経済学部・医学部・文学部・・・
あらゆる学部の学年も様々な学生さんたち
260名の受講生に聞いていただきました。

学部によって琴線に触れるところは違ったようですが、
実際にお話する前(事前学習)のコメントと、
実際に話しを聞いた後のコメント(聴講後の感想・意見)が
180度変わっておられた印象が強いです。

避難者が特に心に残った感想文を中心に、
そのまま文字に打ち込みました。

文字起こししたのも避難者である大学生です。
避難してきた者として、避難者について、世間、そして
自分と同じ立場の大学生が避難者の話を聞いて、
どんな感想を持ったのか知りたいと、
文字起こしの膨大な作業を自ら志願してやってくれました。

避難当事者が読んでもなかなか励まされるご意見も多いです。
と同時に、全然避難者のことは「知られて」いないのだという厳しい現実も
つきつけられましたが、
作業に関わった避難者皆が、
「知らせること」の大切さを改めて痛感した次第です。

大阪大学 2014年5月21日「現代社会を読み解く」(今岡良子先生)

【講義後の学生の感想】

・無知や根拠のない推測も被災者の方々が苦しむ原因となること、マスコミの報道が意見操作になること、いろ いろ知れた。情報の恐ろしさを感じた。

・私たちは本当に何も知らず、決して福島事故は他人事ではない。多分ほとんどの国民が自分と同じような状況(何も知らない)だと思う。こうして原発について知れたことがまだ運が良かった。

・復興のために福島に住む人たちに勇気を与えるようなニュースや報道をするより、客観的に状況を分析した報 道をするほうが、その地域に住む人にとって大事だと思った。

・これからは知らされていないから知らないというスタイルを改め、自分から知っていかなければならないと感 じた。

・ニュース映像で避難民の方が「神経質」と言われ差別されているという話が印象に残った。特に福島県外から 避難している方がいる、ということは今まで知らなかった。

・「美味しんぼ」のニュースを見て鼻血の描写を作品で行うなんて作者は無神経なのではないか、と勝手に思っ ていましたが、それが事実を書こうとしている人への言論の統制であるという話を聞いて、自分も報道の統制 によって洗脳されていたのだと実感した。

・自主避難をしてくるひとを心の中で神経質だ、とか自分なら残るなどと考えていた自分が恥ずかしくなった。

・自主避難したからと言って(良い意味でも悪い意味でも)特別視されるべきではない。その人が出した答えな ので、意見し、議論することはあっても、批判などせず受け入れるべき。

・福島で放射能に関するニュースが流れないのは、流すとほとんど福島に人がいなくなるからだと思ったが、福 島に住んでいる人の立場になった考えではない。

・政府のこういうところがだめだという話は聞くが、じゃあどうしたらよかったのかという具体的な話はあまり 聞かないので、文句を言っているだけと思うことがある(が今回はそうではなかった)。

・被災地の実態を知らなければ、無知が故に避難してきた人たちを傷つけてしまうこともある(あった)のだろう。
・原発のようにいいところばかりに見えるもの(そういうふうにすり込まれている?)
 その危険性を知らなければ、また福島のようになってしまう。

・いくら国が安全だといっても、そこに暮らす人々の心境としては万が一のことを考えるのは自然なこと。

・大阪も危険な状況にあったことを知らなかった。外国でさえ休校にしていたりする中で日本の中の関西や九州 の人は「かわいそうだなぁ」と他人事に感じていたという恐怖を目の当たりにした。

・水の汚染のことは福島で報道されずに先に東京で報道されていたことも矛盾というか手順が違うように感じた。
・「パニックを起こさないために」ではなく「正確な判断をするために」情報公開がなされるべきである。

・実際自分が帰れなくなることを想像したら、もう二度と友達とも会えず、家にも帰れない、それでふつうに強 く生きられるのか…

・疑う力を持ち、自分のこととして考えられる主体的な生き方ができるようになりたい。

・今自分にできることは被災地に対する考え方を見直すことを促すことだと思う。

・森松さんに出会わなければ、自主避難をしている人々の現状を知ることはおそらくなかった。

・福島ではわからないことを関西ではわかる、関西でわからないことは韓国からわかる。外から見てみないとわ からないことはたくさんあるんだなと感じた。

・「ニュースでやっていたから」という理由で何となく自分の意見を持っている、(今までの自分が)そんな感 じに思えた。

・「避難するのも留まるのも茨の道」「言わないでおきたかったけど、言わないほうが大変なことだ」という言 葉が印象に残った。

・被災者の生の声を聴かないと実際の状況はまるでわからない。

・僕は福井県出身ですが、住んでいる地域は原発の被ばく地域です。何も詳しいことは知りません。興味があっ て調べて被ばくすることが分かったのですが、知らない人が多いと思う。無知はこわいとおもった。

・事故が起きた福島とそれ以外の日本の地域以外にも、日本と外国でも情報の性質に差があることに驚いた。

・国家の利益と個人の自由は相反することを痛感した。国家の利益を追求しながら個人の自由も保障する、そん
 な政策や体制を実現できるようにひとりひとりがしっかり考えないといけない。

・一番良かったことは自分の母のことを考えることができたこと、母は事故直後から放射能のことを調べてくれ、西のほうの食材を買うようにしてくれた(神奈川出身)当時は少し気にしすぎかなと思ったこともあったが、今は感謝しています。

・正しい状況を知らないと、正しい行動も判断もできないから、本当の状況を知って考えることから始めることが大切だと感じた。

・当事者でない私は正直「フクシマ」を遠い国の出来事のように感じていた。

・我々の知る権利が侵害されているのではないのでしょうか、普段は日本の憲法は国民を守るための権利だと言われます。しかし、その真価を問われるのはこのような事態への対応ではないか。国民が本当に助けを求めるべき時に手を差し伸べられるかどうかなのではないか。

・「他人事」ではない。日本が、さらにその外までも一丸となってあたっていかなければならない問題だと実感した。こうして、一人また一人と意識を変えていけばやがて国まで動かせるのではないか。

・自分の知る権利を最大限に行使しなければならない。

・秘密保護法が採択されたり、メディアのトップが入れ替わるなど、私たちのメディアリテラシーが試される時代。

・天災からは助かったのに人災によって生活絵を乱されているという事実に悔しさを覚える。親せきは他県で暮らしている(祖母の実家が避難区域)

・無知な人にとって放射能のことを知る少ない手段です、ありがとうございました。

・福島から避難してきたのに、避難先で「神経質だ」と非難される、辛かったと思います。

・被災者の声を聴き、これからの日本をどうすればよいのか、考え直さなければならない
 日本を変えていかなければならないのは他でもなく私たちの世代だと思う。

・放射能を考慮して自主避難する人、報道を信用して留まる人がいることを世間が知っておくべき。

・流れから外れてでも、おかしいと感じることに声を上げることの大切さを痛感した。

・自分が無知だという意識がある人は少ないように思える。周りの人に話すということから始めたい。

・危ないのに避難するのに「自主」なんて言葉必要ないと思う。

・下宿をはじめ、やはり故郷は大切だということに気付きました。

・誰が何と言おうとも安全なところで暮らす方が良い。信じられるのは自分の判断。

・茨城は僅かに距離はあるけれども彼女の子供への想いは伝わったし、「大丈夫でしょ」と冷たい言葉を放った人には謝罪してほしい。

・話を聞くまでは自分も自主避難の人たちに対して「神経質」だというレッテルを張ってしまいがちでした。これを機に考え直したい。

・自分のように知識がないせいで差別的な見方をする人が多くいると思う。

・正しい情報が得られない状況をつくった裏には長期的な国民の健康よりも一時的な経済などの混乱を避けたいという浅はかな思惑があったのだろう。

・話を聞く前までは、福島に住んでいるのはその人たちが決めたことなのに避難区域にも設定されていない人たちが勝手に避難して文句を言っているのはおかしいと思っていた。

・ニュースを見ていて身体に影響がない状況なのだから、そんなに心配する必要はないと思っていた。

・子供たちは自分の置かれている状況を理解することも、危険性を訴えることができないので、子供たちのためにも国はきちんと対策するべき。

・「美味しんぼ」が休載になったのは放射能での影響により鼻血がでたという「ウソ」の内容を描いたからだと思っていた。

・まずは知らされていないことを知り、それを知ることの大切さに気づき、みんなで情報開示を国や報道機関に求めていくことが必要だなと思った。

・加工された情報を鵜呑みにしているわけで、非常に危険だなと感じた。

・真実を不安にさせる為に伝えないことは大きな誤りで、逆に人々に不信感を与えてしまったということが分かった。

・当事者になったら悲観的になってしまいそうですが、そんな中精神を安定させるためにはそのような思いを持っていればいいのか?

・避難したから言えることがあるように、福島に残って復興を望む人で、避難していないからこそ言ってほしくないこともあるような気がする。

・僕は一度福島に行ってみようと思っていたが、母親に猛反対され、その時僕が大丈夫だろうと思っている以上の親の愛情の強さ、それから改めて情報統制の下限をなめていたなとも思った。

・自分が震災の時東京に住んでいて、水道水は危ないのではないかと言って、周りの人も自分もペットボトルの水ばかりを飲むようにしていたのを思い出した。東京で、福島から離れた地でありながらも飲食に気を付けて生活をしていたので、言い方が悪いかもしれませんが、危険なものを口に入れる以外の選択ができなかった人たちの困難はとても自分の想像の範囲内にはないのではないかと思った。(祖父母の九州にある家に1か月ほど避難していた)

・人間は一回痛い目をしなければ、物事の問題点や、もっといえば物事についてでさえも考えないのではないかと思った。何かあってからではなく、何か起きる前に対処するようにならなければ、また繰り返されてしまう。

・明日は我が身だと思って物事を捉えないといけない。

・原発のニュースを見ながらいつも難しいという印象を持った。それは難しい用語を使って事故の深刻さを隠そうとしているように思った。メディアの印象操作。情報操作は怖い。

・事実をうやむやにしようとするのは経済的に悪いからなんだと気付かされた。

・元に戻すとか、復興の前に人の命、健康をまもるなんて至極あたり前のことができないのか疑問に思う。

・政府は曖昧な発言ばかりで何も行動に移せず、不信感を持つ。この裁判でそのような政府が少しでも変わって欲しい。

・核の被害にあった国なのになぜ現実問題から目を離すのか疑問。

・韓国に居た時は日本に行くことすらやめた方がいいと言われていたので、実際その地域に住んでいた方はどれだけ不安だったのかなと思った。必要な情報を報道しないと冷静に判断することもできないのではないか。子供の健康を一番に考えて行動するお母さん、お父さんはすごいと思った。(韓国の学生)

・経済的な苦しみと精神的な苦しみがあることが分かった。


【質問事項(学生からの)】

・避難してきたことを周囲の人に伝えたのか?
・伝えたことでよかったこと、伝えたせいでつらい思いをしたか?
・福島の人にもきちんと報道したほうがいいか?(そうでないと人権を侵害してしまう)
・東京で飲料水の大量購入があったことに疑問を持った。
・福島から大阪に避難する際、国から援助などもらうことはできたのか?
・家族がいたから乗り切れたという感覚は強いか?


【多かった感想】

・知らなかった。知ることができてよかった。
・無知が一番恐ろしいということが分かった。
・福島ではきちんと報道されていると思っていた。
・情報は自分からつかみに行かなければならないと感じた。
・周りの人たちに伝えること、考えることからはじめたい。


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